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自己満足で何が悪い

お前のしていることは、自己満足でしかない。

まるで世の中の全てを知っているかのような勝ち誇った表情で言われたことがある

子供がいるのだから、母親なのだから、嫁なのだから
創作なんぞ、不確かなものではなく生活に集中するのが良いと、その人は助言という建前で私にそう言い放った。

自己満足で何が悪い

私は、自らが満足できないものを世に出す気もないし、図太くなれない。

自信はないけど頑張ってます、なんて料理長がいるレストランは、きっとそれなりかそれ以下のものしか出せない。

美徳とされている謙虚さは、時に能力や才能を殺す、合法ドラッグみたいなものだと思う

だからこそ、私はヘドロのように幾重にも層になった感情や記憶の底から、本来思い出したくもない歪なものを、わざわざ取り出しては言葉にしているのだ。
それは思わず目を逸らしたくなるような、他人事だと誤魔化してしまいたくなるようなものである時もある。
その過程は、肉体労働にも似た疲弊と精神の摩耗を伴う、自殺行為のようなものだ。

ただ、誰しもが持っている恥としている部分を決死の覚悟で出さなければ、誰かの心に響かせることはできない。

心の内を、わざわざ外に出す必要はないと言われても、コソコソと日記帳に書き溜めているだけでは、それこそが自己満足だ。

誰かの目に触れてこそ、私は自らを顧みることができるし、確かめることができる

だから私は、歌詞を、文を発信し続けるしかないと確信したのだから、お前達はそれを眺めていれば良い。

自己満足を嗜めるお前こそ、私を見下すと言う自己満足に甘んじてんだよ。
見下す前に、目を開け。
そして、高が知れている明日に絶望してしまえばいい。

わたしは私以外ではなく、私を満足させるために生きている。

自己啓示欲を持たないものが、この世に存在するわけない

ならばせめて、誰かを見下して欲を満たすより、私は自らを奮い立たせて満たされたい。

以上、"黙れ"と言い放つまでの瞬間に、私の頭に巡る思いでした。

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