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転換期?ヤマト運輸の荷受抑制要求で思うこと。

昨日のニュースですが、まずはこちらをご覧ください。

ヤマト運輸の労働組合が、荷受抑制を求めた件。時間外労働が当たり前になっちゃっているらしい。どういう勤務体制で働いてらっしゃるのか私にはわからないけれども、朝見かけたドライバーさんが21時過ぎてもまだ配達していたりするのをよく見かけるんです。そう考えると恐ろしく長い時間勤務しているってことですよね。

私のBUYMAでの荷物の発送は、ほとんどヤマト運輸にお願いしています。ドライバーさんが朝から晩まで働いているのを目の当たりにすると、集荷に呼ぶのが申し訳なく、とりあえず可能な限り荷物は営業所に持ち込むようにしています。いっぱいあってもあのお助けアイテムがあるので、余裕です笑 ただ、どうしても無理な時は集荷お願いしちゃいますが…。

荷物の量は増えていく一方なのに人手不足ときたら、荷受抑制するより仕方ない。やっぱりこれってAmazonの影響ですよね。

Amazonのプライム会員は年間3,900円支払えば無制限に送料無料で商品を配達してくれます。

3,900円安くない?

ヤマト運輸の基本の送料は神奈川県から関東圏内で60サイズで756円。単純計算だと、5回分の送料が1年間続くわけですよ。じゃあ1個あたりいくらでやっているんだと…。安いのは好きだし安ければ嬉しいけれども…。

ヤマト運輸が荷受抑制ってなると、当然ながら送料が上がるでしょう。ヤマト運輸レベルの大きな配送会社が突然彗星のことく、複数現れれば別ですけれど、現に宅配便各社は人手不足と聞きますし、やっぱりどうしても送料あがってしまうでしょうねー。そうすると、あの激安のAmazonプライムの年会費3,900円もやっぱり上がるかも。

さて、送料が上がれば、通販業をやっている私たちにも少なからず影響が出るわけです。販売商品の利益率を少しでも上げるため、安い配送業者利用するのは基本。送料が少しでも下がれば利益率が上がるので、なんとしてでも送料は節約したい。でも送料が上がるとなるとそれができなくなるので、利益を削るか、商品の値段を上げるかをしていかなくてはいけません。

このニュースですごく思いますが、値段を安く安く売ろうとしている人に、キツイ時代がくるのではないか…と思うのですがどうでしょう?そろそろ転換期じゃない?

安売りの時代も終焉を迎えるのかな。そうすると値段を下げる事でしか売上の上げ方を知らない人達はどうするのでしょう。通販業に携わるのであれば、今のうちから、安値売りに頼らない売り方を考えていかなくてはいけませんね。

…と、私ごときが超上から目線で言ってみましたが、私自身他人事ではなく、値段以外の価値を作っていく努力をしていかなければと常に思っています。長く続けるためにね。やっぱり工夫と努力は必要!

ところで…。Amazonでよく買い物する私ですけれども、ヤマト運輸のこのニュースをみてから、このAmazonロゴの→が何か企んでいる顔に見えて仕方ない。お代官様とか越後屋とか…。


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