見出し画像

転職のこと ep.5:運命の出会い

前回の記事では、転職活動中のことについてお話しました。
今回は、転職先の会社との出会いについて、お話したいと思います。

前回の記事は、こちら↓↓↓


転職の「条件」

転職先を探す上で、条件を決めておくことは大切です。私の条件は、3つ。

① 土日祝日休み、残業なし
② 事務職
③ 今住んでいる家から通えること

まずはこの3つの条件から仕事を探し、そこから求人票を見ながら良さそうな求人を絞っていこうと考えていました。

条件を考えるにあたっては、自分自身と向き合って「私はどうしたいのか」「何が良くて何がイヤなのか」といった、自分の気持ちをひたすら書き出す作業、またキャリアカウンセラーとの面談がとても役に立ちました。

日常生活の中で、とにかく自分の時間をちゃんと確保したかった。土日祝日休みは、最低限の条件となりました。残業については、10時間程度であれば致し方なし。

年収は下がる前提で仕事を探しました。毎月の支出を洗い出し、削れるところは削って、最低いくらあれば今の家から引っ越しをせずに生活ができるかを計算しました。この額が、手取り給与額の条件の最低ラインになります。

うまくいかない……

私の転職条件を転職エージェントの方に伝えました。

「事務職って今、求人が少ないんですよねぇ」

あったとしても給与額が低すぎたり、通勤に車で1時間かかったりと、たった3つの条件なのに、希望の求人を見つけるのに苦労しました。

それでも、少しでも「ここなら、いいかも!」と思った企業は、採用試験にエントリーしました。企業側には申し訳ないですが、内定をもらってから考えればいいし、採用試験の経験も積んでおきたいと思っていました。

結局内定をもらったのは、今勤めている会社のみですが……。

希望する求人も見つからず、採用試験を受けても内定がもらえない。2020年の年末頃の私は、退職するかしないかをそろそろ決断しなければならない状況に迫られていました。

なぜなら。
上司に退職の意向を伝えたからです。

正直、完全に勢いで伝えました。
ありがたいことに「考え直してもらいたい」「勤務状況について改善できることがないかを考えよう」と言っていただきました。転職活動もうまくいかないし、気持ちは揺れました。

「やっぱり、辞めるのやめようかな……。」

「辞める辞める詐欺」状態でした。退職をほのめかし、会社側に改善を詰め寄る迷惑な社員です。

退職の意向を伝えるタイミングって、とても大切です。本来ならば、転職先が決まってから伝えるべきなのでしょう。まずは退職するという方は、いつまで働くかを決めた上で伝える必要があると思います。

私の例は、あまり良くない例ですね。

出してしまった言葉は、取り消せません。どう思われようが、どうなろうがもう知ったこっちゃない。これまで真面目に仕事してきたつもり。我儘言わせてもらう!

開き直った私は上司に、「最後に1社、採用試験を受けます。この結果まで待っていただけませんか?」と伝えました。

最後に1社。これが私が今勤めている会社です。

転職先との出会い

2021年1月初旬。会社休業日で3連休のお休みがありました。このお休みを利用して、職場の先輩と3人で2泊3日の旅行を計画していました。

旅行の前日、先輩の1人がコロナの濃厚接触者になったことが判明。旅行は中止になりました。

旅行の中止を決めた同じ日に、転職エージェントから連絡がきました。

「kyokoさん、求人を1つ紹介したくて。メールを送ったのですが、見ていただけましたか?」

紹介いただいた求人は、私の3つの条件を含み、年収も今と比較して40万円ほど下がる金額で許容範囲。通勤方法と業種で躊躇しましたが、こんな条件はもう出てこないと思い、すぐにエントリーしました。

もし旅行に行っていたら、旅先から履歴書と職務経歴書を送らなければならない状況でした。

1月中旬に一次試験、下旬に最終試験。
2月3日に内定をいただきました。

私の人生に、やっと小さな光が見えたような気持ちでした。決まるときは、こんなにもスムーズなのか。自然と「運命だな」という言葉が出てきました。

さいごに

前職の上司には、本当に迷惑をかけたと思います。静かに見守ってくださったことを、本当に感謝しています。


できることなら、人に迷惑をかけずに生きていきたいと思います。ですが、誰にも迷惑をかけずに生きていくことはできません。

誰かに迷惑をかける可能性があっても、時には自分のために決断し、自分のために行動することも必要だと思いました。

お互い様の気持ちを忘れずにいたいと思います。


次の記事では、転職先、そして退職が決まってからのことについて、お話したいと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?