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転職のこと ep.2:私が会社を辞めた理由

前回の記事では、会社を辞めるのに3年もかかってしまったことをお話しました。
前回の記事はこちらから↓↓↓

今回は、私が会社を辞めた理由についてお話します。
会社を辞めることを考え始めてからは、今日は辞めたいと思った、今日は続けてもいいと思った、というように日々その想いは変化していました。

覚悟を持てない中でも、会社を辞めるということに徐々に気持ちが傾いていった理由がありました。それは、私の心の問題でした。


▶心の問題の正体

2020年4月、私は新しい部署に課長として着任することになりました。その部署とは、課から部へ昇格し、今後の会社の発展に必要な仕事を担う部署でした。これまでの私のキャリアから「あなたが適任です」という上司の言葉を聞いて、私はこのポジションを引き受けました。

退職を考えている人とは思えない決断ですが、この決断がのちに退職に繋がることになったと思います。

2020年4月といえば、新型コロナウイルスが広がり始めたころです。新しい部署に着任してすぐ、私はコロナ対応に追われていました。慣れない仕事をしながら、全体最適を考えつつ、自分に課せられた仕事をする日々。
一応部長もいましたが、部長は他部署と兼務をしていたこともあり、ほぼ私に任せっきり。正直、頼りになりませんでした。

着任して1か月が経つ頃には、割と重たい仕事や判断をしなければならない状況となっていました。この頃から、私の心の問題が存在を大きくしていったと思います。

私の心の問題とは、
起きてもいないことを想像し、心配し、不安になる」というものでした。

私の性格を説明すると、小心者だけどプライドが高い。頼まれたらNOと言えない性格。しっかりしていると言われることが多く、自分を大きく見せがち。なんとも面倒な性格です……。
こんな性格だからこそ、だれにも相談ができませんでした。

こんなことが起きてしまったらどうしよう、何か面倒な問題が起きたらどうしよう、私には対処できない問題が起きたらどうしよう。
私は毎日、ありとあらゆる最悪の事態を想像しては不安になっていました。

そんな日々を過ごしているうちに、だんだんと周りの人が信用できなくなりました。

頼んだことを、ちゃんとやってくれただろうか。
いつもこちらから言わないと、やってくれない。
私が動かなければ。
どうせ誰も助けてくれない。
味方はどこにもいない。

私は勝手に孤立し、四面楚歌だと思い込んでいました。

睡眠に影響が出始めたのも、この頃でした。
心療内科を受診し、睡眠導入剤と漢方を服用していた時期もありました。

どうしてこんな思いをしてまで、働いているのだろう。
こんな環境で、私はこれからも働けるのだろうか。
これから先、私はどうなるのだろう。

このとき初めて、今の場所から離れる覚悟が持てたのだと思います。

これが、私が会社を辞める理由となりました。
自分を守るために、会社を辞めました。


こんな状態で、よく転職活動ができたなと思います。本当は転職せず、2~3か月くらいは社会人を休みたかった。ですが、その後仕事がみつからなかったらどうしよう……という不安から、働くことを選びました。

正直今でも、私の心の問題は改善されていません。新しい職場でも、起きてもいないことを想像しては心配し、不安になっています。
ですが今では、そんな自分も受け入れ、うまく付き合っていこうと思っています。

次回の記事では、私の転職活動について、どうやって転職活動をしたのか、新しい会社との出会いについて、お話できればと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。




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