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コーチング・バイブル再読メモ vol.5

昨日は、上級コースの仲間とのSkill Drillがありました。
2週間に一度の定例になっているので、なるべくスケジュールを確保して参加するようにしています。
気心が知れているから、愛のある遠慮ないフィードバックをもらえるのが、とってもありがたいのです。こちらも、さらに良くなるために気づいたことは、愛を持って遠慮なく伝えています。

第5章 好奇心

■好奇心から生まれる質問とは(P.128 第二段落)

ぜひ「この質問はクライアントをどこに向かわせたいのだろう?」ということに意識を向けてみてください。

最初に読んだときには、「具体的などこかに向かわせようと、誘導してはいけない。ってことね。」と、深く考えずに解釈していた。
そしてなんとなく残る違和感と、「あってるのかな~」という不安。。。
だって、この一文の後に来るのは、『好奇心から生まれる質問』と対極にある、『情報収集的質問』に関してなんだもの。

今回の読み直しでは前回とは違って、「クライアントが自己を探求する、そこへ向かわせることに意識を向ける」と理解することができた。
探求した結果、何が出てくるかはクライアントの中にあり、コーチは答えを持っていないので誘導しようがない。
これなら違和感も不安も無い。

アウトプットを意識して読むと、時間がかかる。しかし、自分の中にしっかり落としこもうとして読むから、理解が深まるのだろう。
そして、再読であり、大枠や流れを理解していることもプラスに働くのだろうと思う。
先の引用の3ページ前に、次の一文があった。

このような質問はわれわれを探求、内省、そして発見へといざないます(P.125 第二段落)

そして4ページ先にも繰り返し出てくる。

コーチングで好奇心を発揮するということには・・・、意味を探し出す、重要な洞察を明らかにする、そしてクライアントの学びを発見するという意図をつねに持つことが含まれます。
(P.132 第2段落)

決まりだ。
リーダーも言ってたように、バイブルは何回も読もう。

効果的でない拡大質問とその例外(P.141 第3段落)

あなたが投げかける質問がクライアントにどんな影響を与えるのかに、もっと注意を払ってほしい・・・。

『コーチがクライアントに与える影響』について意識的であるよう、1章から繰り返し書かれている。
コーアクティブ・コーチが100人いれば、この影響も100通りだろう。コーアクティブ・モデルに加えて、コーチの独自性が発揮されるのではないかと思っている。
自分はどんな影響を与えるコーアクティブ・コーチになるのか?
どんなふうにクライアントを自己探求へいざなうのが私らしいのか?
もっともっと、そういうところにも意識的にやっていこう。

読んでいただいてありがとうございました。

「2日に一章」と誓ったのに「3日に一章」のペースになっている私は、この先どうするのか。好奇心をもって、
『私が掲げている旗とは何か?』
という設問を自分に投げて、終わりにします。


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