離れてわかる田舎の良さ
私の実家はすぐ裏が山で、目の前には綺麗な川が流れ、数分車を走らせれば海がある。
アウトドアには最高の環境です。
だがしかし、20代の頃の私はその環境が嫌で嫌で仕方なかった!
おしゃれが大好きだったので流行りの服が売っていない地元は本当に何も無くて退屈でした。
その後、地方都市に引っ越すのですが地元との違いにカルチャーショックを受けました。
まず、第1のカルチャーショックは、、、
虫の声が聞こえない!!
地元の夏と言えば、カエルの大合唱、蝉のうるさいくらいのミーーーン、ミーーーンの声、玄関前に突如現れるカブトムシ、、、などなど虫エピソードは上げれば限りがありません。
しかし、引っ越し先はシーンと静かなのです。
そのとき初めて虫の声が聞こえない環境はなんだか物足りないと感じました。
しかし、都会(と言っても地方都市)に引っ越した私は念願のシティガールになれたことに浮かれてまだまだ田舎の良さは思い出せません。
そして第2のカルチャーショック。
米とか野菜ってもらえるものじゃないの?
はい、とんだ世間知らずですね。
地元は米も野菜も自分で作っている方が多いし、作りすぎて食べきれないのでお裾分けをたくさん頂きます。
なので野菜はほとんど買ったことがないんじゃないかなと記憶しています。
一人暮らしをすると野菜や果物の高さに驚くんですよね。
そして、数年前にストレスで身体を壊したことが大きなきっかけになりました。
人間疲れていると自然を求めるのでしょうね。
暇さえあれば海や山に行きリフレッシュしていました。
今までの私はショッピングをしたり、おしゃれなカフェに行ったりすることが好きでしたが、そこから完全にアウトドア派になりました。
そのとき初めて、私の地元アウトドアにはもってこいの環境じゃん!と気づいたのです。
人の好みは歳を重ねれば変わります。
昔は嫌いだったものでも好きになることがあるのですね。
いつかは古民家に引っ越して、自分で野菜や果物を作ってみたい。
そして、川で魚釣りをしたり夜中にカブトムシを探しに行ったりして遊びたい。
何も無いと思っていた地元ですが、今の私から見ればなんでもある!
価値観が変わればものの見方も変わる。
そんな気づきを与えてくれた地方都市にありがとう。
身体を壊した経験も今となっては貴重な経験だったと思えます。
これからお盆が始まりますね。
長期休暇の方も多いと思いますが、事故や怪我のないようにお過ごしくださいね。
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