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コルディアーレ農園

Japan Leader Summitでコルディアーレ農園の営業部長さまとお話することが出来ました。

私は、精神科の看護師歴が長いです。父親は身体障碍者、弟は脳腫瘍によるてんかん発作があるため精神障害者手帳を持っています。

父は、右片麻痺があるものの何とか自分の生活は、自分で頑張れています。弟は20代の大学生の時に脳腫瘍になりました。電車に乗っているとき、歩いているときに突然てんかん発作が起きるので、電車を止めたり、救急搬送されることもありました。弟は、他者に病気の姿を見られることや迷惑をかけるということがとても辛そうでした。真面目で頑張り屋で、大学は卒業できましたが、就職したくても雇用枠がありません。現在行っている短時間のお仕事は、病気の弟にとっては、負担もなく良いと私は思っているけれど、弟はもっと働きたいようです。

障害者雇用が進まないのは、病気の理解がないこと、正しい対応方法を知っている人がいないこと、障害者の雇用枠がないということは社会課題の一つだと思います。働きたくても働けない。働く能力はあっても障害を持っているというだけでリスクがあると判断されている人は多いのだと思います。

コルディアーレ農園は就労機会が限られている地方の障害のある方々へ安心して長く働ける場所を提供する取り組みをしています。(株式会社JSH)

就労意欲がある障害者にもっと働ける機会を提供できる社会を目指し、精神疾患を抱える方々の入院から在宅という地域移行にも着目し、訪問看護を展開して、地域社会で受け入れていくための地域医療体制を整備しています。

都市部に在住している障害者に対しては、9割程度の雇用の受け皿がありますが、九州に在住している障害者は、1割程度しか雇用枠がありません。都市部の雇用機会率は98.1%、採用可能倍率は1.02倍そうです。これに対して、九州の雇用機会率は11.9%、採用可能倍率は8.44倍です。構造的な格差があります。

私は、この支援型農園を展開しているコルディアーレ農園の事業は、社会課題の解決と食の安全の担保に繋がっていて、わくわくしました。たくさんの人が助かります。人に夢と希望を与える社会を作ってくれている企業があるということに感動と感謝の気持ちでいっぱいです。

もっともっと、このような企業が現れたら良いのに・・・そう思いました。農園は室内の水栽培の技術を利用していて、熱い夏でも寒い冬でも安心した労働環境が提供できます。精神科に特化した看護師が在住しているということも素晴らしい。

私も農業がしたい。

臨床の現場を離れた私も情報を発信して、このような企業があるということをたくさんの人に知って貰ったり、必要な人に紹介したいと思いました。

正義と社会貢献が利益のお手本企業です。福岡、九州が今から熱い!!!そう感じました。

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