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『平本式アサーション』

現変14期Day7での学びや感じたことのアウトプットです。

アサーションとは・・・相手の意見も尊重しつつ、自分の意見も主張するコミュニケーションスキル

「この人合わない!」
「全く価値観が違いすぎる!」
いますよね。
なんとか良好な関係を築こうと試行錯誤したり、張り切ってアサーションの本を読んでみたものの、なかなかうまくいかないし、不愉快にさせたかも?ますます怒らせちゃったっぽい…ってことも。
さらにはそんな上手くいかない自分のコミュニケーションスキルのダメさにうんざりして、自分責めが始まる悪循環。
そして結局我慢してしまう。

アドラー曰く「仲良くならなくてもいいから、折り合いをつけていく」
だれにでもそんなことが可能にしたのが「平本式アサーション」

アサーションのステップ
  0.  信頼関係を築く
  1.  信頼関係を築く
  2.  自己受容
  3.  未来からのバックキャスティング

始まりはゼロ。
この信頼関係はDay1.2で出た『7秒コーチング』
好きだろうが嫌いだろうが、意見が合おうが合うまいが、まずは信頼関係の構築ってとっても大切。
信頼関係ができていないと、何を言っても響かない。
どんな相手でも関係性の基本となるのだと再確認できました。

それに続いて、またまた信頼関係。
ここからいよいよ正式な信頼関係の構築が始まるんですよね。
自分からみた相手ではなく、相手の目線から見た相手を感じる。

相手が何を思い、何を頑張っているのか。
そして、その頑張りによって自分は何を助けられているのか。

この『相手の目線で見た相手の頑張り』は、日頃あまり、周囲からは着目されていなかったりするのかな、という感じでした。さらに自分にとっては「そんなこと」って思うこともあるかもしれない。
けれど、相手が本当に努力して本当に頑張っているそれを認めることが、相手の心からの喜びに繋がるということ。
それはセミナー中の実践だけでも実感できました。
全く違います。人に言われる頑張りと、本当に私が頑張って取り組んでいることのズレと分かってもらえない失望感、そして本当の頑張りに気づき認めてもらった時の、喜びと嬉しさと少し気恥ずかしさもある高揚感は相手を受け入れたくなく気持ちそのものです。

続く自己受容。
自分を我慢させないこと。
「人に迷惑をかけたらいけません」そう教えられて育ち、自己犠牲が当たり前になってしまう人も多い中、『まずは自分』と言ってもらえることの安心感はとても大きいと思います。
先程のステップでの相手の思いや頑張り、見つけようとしても相手はなんにも頑張ってないって腹立たしく感じたり、頑張っていたとしても悔しいから言いたくないって思ったり、本心で感謝なんてできないっていうことだってあるんですよね。
そんな自分の中のドロドロとした部分。
「それでもまずは『感謝』を言葉にしてみましょうよ!」じゃないところ。
ネガティブな感情があってもいい。
そんな感情にとことん寄り添って、吐き出すことを許してくれる。
これで心が軽くなる。
どれだけ我慢してたんだろうって思うくらい、ひとつふたつと出していくと、見えなかったもっと奥の気持ちがどんどん溢れてくる。
「あぁ、ここが人の一番大切な基盤なんだろうな」って感じました。

そして、未来からのバックキャスティング
どんな未来になったらいいのかを具体的に描く伝え方
価値観・考え方が違って意見の合わない人、苦手だったり嫌いな人って、もうそれを口にされるだけで、ムカついたりする場合ってあります。
だから、そんな二人の未来を想像する。
ん?一瞬頭がはてなです。二人とか未来とか云々じゃなくてテクニックを、って言いたくなりましたが、これまでそれなりに勉強したり気をつけたり、努力はしてきました。
言い方、口調、言葉、言い回し、どういう伝え方をしたら相手を傷つけずに伝えられるのか?その答えが見つからずにいたんですが、見つからないはず。
そう。そもそも、どんな良い言い方、どんな口調でも価値観合わない人には言われたくないんですよね。
うん、確かに。
仕事だと、わかってても言わなきゃならない。そして余計に関係がギクシャクしちゃうんですよね。
だからこそ『どうなりたいのか』
二人の未来を想像して、どんな未来になったら相手の価値観も自分の価値観も満たされるのか。
一見食い違っているようでも深堀りをしていくことで、必ずどこかに共有ゾーンが見つかる。その共有ゾーンが見つかった未来から逆算して、「これを変えてください。と主張するのではなく、あっちへ行きたいんですけど。っていう主張のしかたをしていくのが平本式アサーションということでした。


そもそも人は《ビジネスなんてしてない。感情・価値観で動いている》
現変初日からこう言われてはいましたが、ようやくここでそれが腑に落ちたという感じです。
職場だけではなく日頃の人間関係でさえ、言葉を変えるだけではない、自分も相手も大切にした関わりがここに詰まっていると感じました。
上手くいかない関係の中でも、その怒りやモヤモヤの奥にある温かいものに気づかせてくれる手法だと感じました。これはアサーション手法と言うよりも人間関係の基本スキルとして身につけたいと感動してしまいました。

生まれたばかりのときから悪い人なんていないとアドラーは言っています。どんな人も誰かのために、何かのために、良かれと思ってやってきたことで勇気をくじかれて善意が変形してしまっただけだと。
私たちの周りにいる、すこし嫌なあの人だって、感じ悪いなと感じる上司だって、その奥にある本音は温かい気持ちに包まれているのでしょう。

感動のDay7でした。
ありがとうございます。

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