Smile Again(合唱曲)一人で合唱してみた 中山真理

きょうこと申します。中山真理さん作詞作曲の合唱曲、「Smile Again」を歌わせていただきました。

今回は、打ち込みでピアノ音源を作り、それに合わせて一人で合唱してみました。昔から合唱が好きなので、ハモりを重ねるのが楽しかったです。

ピアノが機械的で硬い感じがするのですが、今後少しずつ改善していきたいと思います。

できれば自分の生演奏を録音したいのですが、なかなかピアノの練習まで手が回らず、ノーミスで弾くことができません(汗) 今後の課題です。

さて、この曲について解釈を語っていきたいと思います。



タイトルの「Smile Again」を直訳すると「再び笑って」となります。

落ち込んでいる人に、どうか再び笑ってほしいと語りかけているのでしょうか?

私の解釈は、少し違います。次の歌詞を見てみましょう。

「もう二度と心から笑えなくなるんじゃないかと こわくなるくらい悲しくなることがあるよね」

「優しい言葉なんて役に立たないことがあるよね」

このように、「SmileAgain」と言っている人は、相手が今は笑えない状態にあることをよく理解しています。

笑えないほど落ち込んでいる人に、面と向かって「笑って」と言うのは酷なことです。色々な考え方があるので一概には言えませんが、どんなポジティブシンキングも励ましも逆効果になる時というのは確実にあります。

この曲は、そんな状態にある人のことを想いながら、
「今は笑えないあなたが、どうかまた笑える日が来ますように」
と静かに祈る歌なのではないかと、私は思います。



私は病的なうつ状態を日常的に経験するので、空虚なポジティブシンキングの押し付けが人を傷つけることを実感しています。

例えば、
「辛い時こそ笑顔でいたらいいんだよ!」
「ピンチはチャンスだよ!」
「神さまが与えてくれた試練だよ!」
などの励ましは、本当に深く絶望している人には逆効果になることが多いのです。

「Smile Again」の歌詞は、一見するとこの類いの励ましのように見えてしまいますが、そうではないと感じます。

励まされることが苦痛なほど落ち込んでいる時に、どこかで自分のために祈ってくれている人がいる。寄り添ってくれる人がいる。そんなふうに思わせてくれる曲なのです。

録音する時にも、それを一番意識しながら歌いました。祈りの感じを出したかったので、エフェクトもカテドラル(礼拝堂)のリバーブを使ってみました。

この曲が、深い絶望や苦悩の中にある人の心に届くことを願っています。

ここまで読んでくださった皆様、聴いてくださった皆様、本当にありがとうございました。

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