見出し画像

職を獲得するまで

私は小学校の非常勤講師になりたいと思っています。
いわゆる「時間講師」として、必要な教科を必要な時間だけ教える仕事です。
私の住んでいる自治体では、公立小学校での非常勤講師はまだその制度が確立されていないようです。
例えば、「日本語指導」の講師は定年退職後の元校長先生とか、「生徒指導のための補充」講師は一般教諭を定年退職された先生とか、既に年度内に内部で配置が決まっていて、公に募集はされていません。
一般人はどうやって公立小学校の非常勤講師になったらいいのか。。
この1年をまとめてみます。(現在奮闘中)

==

8月 希望の自治体の教育委員会に電話で問い合わせ

教師募集のチラシが学校経由で配布されていたので、来年度非常勤講師をしたい旨を伝えました。
需要はあると思いますよ、3月になったら連絡しますね、との回答だけで終わりました。
本当にこの電話1本で待っているだけで非常勤講師の仕事が来るのだろうか?

1月 隣の自治体の支援員に応募

支援員の仕事は向いていないと思っていたのですが、非常勤講師の仕事がない場合に備えて、隣の自治体の支援員に応募しました。
面接後、数日で『採用』の連絡をもらいました。
現在非常勤講師の仕事を探していることを伝えると、「兼務で週2日でいいから来て欲しい」と言っていただきました。

2月① 現在勤務している自治体から非常勤講師の打診

自分の住んでいる場所から車で1時間かかるため、仕事内容はとても惹かれましたが、実際に通えるかよく考えるため一旦保留に。

2月② 希望の自治体の教育委員会に再度問い合わせ

別の自治体からお誘いがあったことを伝え、こちらの自治体での希望が通らないようだったら諦めて他へ行く、と伝えました。
すると、「これから県に非常勤講師の予算申請を出す。たぶん通るとは思うけれども通らない可能性もある」と言われました。
遠い学校に通うのは難しいと考え、こちらの自治体の回答を待つことにして、先にお声掛けしてくださった非常勤講師の仕事をお断りしました。

2月③ 希望の自治体での非常勤講師内定(?)

県の予算申請が通り非常勤講師の枠が取れたとの連絡をもらいました。
大体の仕事の内容は決まったものの、配置校はこれから検討、勤務時間数も決定通知が来るまでは分からないので、連絡をお待ちください、とのこと。
そして、週2日の支援員との兼務は難しい、と言われたため、採用だった支援員の仕事をお断りしました。
本当に非常勤講師に内定したのか、半信半疑のまま…

3月① 必要書類の提出

履歴書などの書類を教育委員会に提出しました。
配置校や勤務時間数はまだ伝えられないとのこと。
これは内定してる?本当かなぁ?

3月② 再々度問い合わせ

修了式の前日、勤務校の校長先生から次年度はどうするのかと聞かれました。
そうですよね、この人次はどこへ行くのか?と思いますよね。
勤務校の校長先生から聞かれた、という事実を盾に、再々度教育委員会へ電話をしました。
回答は、「まだ決まっていないので伝えられません。」とバッサリ。

3月③ なんと配置校から連絡が!

「まだ決まっていない」と言われた日の夕方、なんと次年度の配置校から電話がありました。
仕事内容、勤務時間数も教えてくれました。
そうか、一応決まっているのか。。
明日の修了式前に校長先生に伝えられると思い、とても安堵しました。

3月④ 教育委員会から勤務可能時間の確認(?)

既に配置校から勤務時間数を聞いていたのですが、なぜか教育委員会から勤務可能時間の確認連絡がありました。
これから県に問い合わせをするとのこと。
配置校もまだ伝えられない、と言われました。(もう知ってるけど!?)

3月⑤ 再々々度問い合わせ 

春休みに入り、一週間も経たないうちに新年度が始まります。
非常勤講師とはいえ、授業準備は必要です。
担当する教科の教材選定は誰がするのでしょう。
教科書も次年度から変わるため、内容も見ておきたいです。
胃の辺りがヒリヒリするのを感じながらも、挫けず問い合わせをしてみました。
しかし、キレ気味に「連絡をお待ちください。辞令が出たら連絡します。」と言われて終わりました。
===

非常勤講師のおかれている立場

正規教員の配置が最優先なのは分かります。そして、足りない所に常勤講師を配置します。それが順番です。
非常勤講師は会計年度職員なので、そもそも辞令自体が4月に交付されることも理解できます。

しかし、ちょっと【ないがしろ】にし過ぎではないですか?
非常勤講師は、教員の業務負担を軽減するために配置されるのに。
やる気がある現役世代を放置して、「必要だったら呼ぶから」と約束の無いキープをされるこの不安定さ。
心が折れそうです。

そして、春休みの準備期間中に何もしないで、整った頃に決まった時間だけ来る非常勤講師は、職場の雰囲気に馴染むのにまた苦労しそうです。。

そのうち、非常勤講師の仕事が波に乗ったというnoteが書けることを願って、今はまだ先の見えない職探しの道中です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?