ゼロからでもインスタのフォロワーを増やすコツ
はじめに
初めまして。インスタグラムを真剣に運用し始めて早3年ほど経ちました。現在のフォロワーは約7万人(2020年10月現在)。私がインスタを始めた時は、すでに「インスタ映え」という言葉が流行語大賞にも選ばれた頃だったので、決してインスタ先発組ではありませんでした。(インスタを始めたのが早い人は、今よりフォロワーが伸びやすい先行者利益があったそうです。)このフォロワー数が多いか少ないかは分かりませんが、私はテレビや雑誌、You Tubeなど他の媒体で元々影響力を持っていたわけではなく、純粋にインスタをゼロから始めてフォロワー数など水増しをすることなく、ここまでやってきました。私のアカウントは旅行に特化したもので、撮影しているのは夫となります。読んでくださる皆さまのお役にたてることを発信できれば幸いです。
フォロワーの増やし方
以下で私たちがインスタをやるうえで重要だと思うことをあげますが、あくまでも私たちはこうやってきたというもので、100人いて100人全員がやるべきことではないと思っています。インスタの運用方法は、その個人、企業それぞれ皆違うものだと感じています。
1.個性/オリジナリティを出す
私は、インスタを本気でやるならオリジナリティが1番重要だと感じています。トラベル系のアカウントでも、世界中、日本中の景色を投稿しているアカウントはたくさんありますが、その中で「どう自分だけの世界観を出すか」を考えていくことが大切だと感じます。私たちのアカウントでは、下記の3つの掛け算でオリジナリティを出すようにしています。
①質の高い写真を投稿する
これが私たちの基本です。誰でもスマホで簡単に撮れるような写真では なく、パッと見た時に目を引くクオリティが高い写真を投稿するように 心がけています。ロケーションはかなりこだわって選定しています。
しかし、質の高い写真を投稿しているだけですと、腕の良いフォトグラ ファーさんが世界中にたくさんいるので「よくあるアカウント」の一つに なってしまいます。「こういうアカウントよく見るな」、「〇〇さんに 似ているアカウントだな」と思われたら、フォロワーはなかなか増えませ ん。そのため、さらに下記の2つのポイントも意識しています。
②日本の美しい景色
私たちは日本の景色をメインに撮影しています。最初から日本の景色に 特化しようと決めたわけではなかったですが、時間が経つごとに、日本の 景色への特化が自分たちのオリジナリティになると感じるようになりまし た。グローバル視点で見ると、既にたくさんの方が、世界中の絶景ポイン トで写真を撮っているので、それを自分たちもやろうとすると、必然的に 誰かが撮影した場所から選ぶことになり、誰かの真似した写真になりがち です。3年ほど前は日本の景色に特化して、自分が後ろ姿で写り込む撮り 方でインスタをやっている方がいないように感じたので、あえて日本に特 化することにきめました。もちろん会社員しながら世界中旅行するのは時 間的にも経済的にも辛いというそもそもの事情もありましたが・・(笑)
③自分自身が写真に入る
人が入らない方が良い写真なのでは?というお声もいただいたこともあ ります。しかし風景写真を取るフォトグラファーはたくさんいらっしゃい ます。その中でどう差別化していくかというのは、撮り方やレタッチ(編 集方法)等になるかと思いますが、後からインスタに参入した組としては、 それらだけで差別化していくのはなかなか大変です。そのため、私たちは あえて人物(自分)が入り込むスタイルで撮影しています。人物が入る と、服装やその人の雰囲気など、プラスされる要素が加わり、他の方と差 別化するポイントが増えます。またスケジュール面などから見ても、常に 2人で移動しなければいけないのが大変なこともありますが、夫婦でやる からこそ長く継続できるスタイルだとも感じています。だからこそここに 自分の強みを出せると感じています。
また海外のインスタでは、昔から自分が風景の一体となって映り込むスタイルで世界中を舞台に写真を撮り、人気を博している方々がたくさんいるのも 知っていたので、今のスタイルで進めていくことに決めました。
2.投稿数を増やす
投稿数は多い方がフォロワーの増え方も早いです。毎日投稿するのが理想ではありますが、ネタ切れになるなど苦労する部分です。無理のない範囲で、ギャラリー(フィード)の世界観を壊さないように、できるだけ投稿数を多くするのが良いと思います。ちなみに私はコロナで外出できなくなったとき、投稿数を半分にしたところ、フォロワーの増加数が一番落ち込んだ月は、通常の4分の1になりました。(もちろん新しい写真をアップできないなど、投稿数だけではない要因もあります。)
3.新しくでた機能は、いち早く使う
新しい機能を発表したときは、インスタグラム社もそれを成功させたいので、その機能を使った写真や動画を上位表示する傾向があります。最近インスタでローンチされた機能といえば「リール(Reels)」です。リールの動画をアップするとエンゲージメント率があがる傾向がありました。新しく機能が追加される機会は多くないので、ローンチされた時は積極的に使ってみることをオススメします。
4.タグをつける
初めは、タグをつけないとフォロワー以外からの流入がほとんどありません。投稿する写真に関係する地名や物の名前をつけるのが基本です。あと意識するのは、「大きいタグ」と「小さいタグ」です。たとえば「#岐阜」というタグは、現在200万枚以上の写真で使用されていますが、「#岐阜ランチ」のタグは、約10万枚です。さらに小さいタグもたくさんあります。もちろん大きいタグでトップにでれば流入数も大きくなりますが、ライバルが多い分なかなか上位表示されません。自分1人しか使っていないタグをつけても意味がないですが、小さいタグをつけておくと、数年前に投稿された写真も上位に表示されたりするので、小さいタグも多めにつけていくのがオススメです。
5.むやみに案件を受けない
インスタをやる目的によっても違いますし、もちろん報酬が欲しい気持ちは重々分かるのですが、報酬欲しさにむやみに案件を受けようとすると自分のギャラリーの世界観が崩れる可能性が高くなるのでオススメはできません。私は自分と親和性が高い案件のみ受けております。圧倒的にお断りする案件の方が多い状況です。そもそも最近は「インスタで稼ごう」みたいなことをうたって、インスタをやっている人たちが多くいるように感じますが、ここだけの話そういう方たちはだいたい偽物です・・。フォロワー数、いいね数、保存数、コメントまでもが作られたものです。ちなみに、インスタグラマーの間では有名なのですが、海外でも日本でも相互フォローやいいね、またエンゲージメント率を高めるために相互保存、コメントをし合うグループが多々存在しています。
インスタグラマー側の裏事情を知っていることから、案件投稿で多くの企業さんがだまされているのが悲しいところです。私は、インスタを使って、ブランディングができたのちに、結果としてお金はついてくるものだと思っています。(※偽物インスタグラマーの見分けにお悩みの企業さまがいらっしゃいましたら、インスタに記載しているメールアドレスまでお気軽にご連絡くださいませ。)
大切にしているモット―
「フォローバック目的のフォローをしない」
SNSでフォロワーを増やしたいと思った時に、まずやるのがフォローバック目的のフォローかもしれません。ですが私はインスタでは一切やっておりません。フォローバックでフォローをしてもらっても、そのフォロワーは、自分のアカウントに興味を持ってくれたわけではなく、フォロワー数が欲しいだけの人。そういう方々にフォローしてもらっても、フォロー数の見栄えはするかもしれませんが、結果的にエンゲージメント率をさげる要因になります。そうではなく純粋にアカウントに興味もってもらった人にだけにフォロ-して欲しいという思いから、フォローバック目的のフォローはしていません。
また、私はインスタできれいな写真や動画、友人や知人の投稿を見るのが元々好きなので、自分が興味のない人ばかりフォローして、関心がない投稿が自分のインスタに表示されること自体がストレスです・・。
地方創生に繋がるようにする
地方に行くと、都心にはない美しい景色がたくさん残っていることに驚かされます。地方に今もある文化や景色こそ、日本の原風景であり、これからも長く残り続けてほしいと思うようになりました。そういう場所でたくさん写真を撮り、日本人をはじめ世界中の方々が興味を持つきっかけになれば良いなと思っています。
成長を忘れない
長くやっていると、作品が単調になり、同じような写真ばかりになりがちですが、それですとと見ている方々に飽きを感じさせてしまいます。私たちは、過去使った同じ写真を投稿することもありますが、その際もレタッチ方法を見直したりしています。同じ場所で撮影する際も、着物を着れるように勉強して、服装を変えたりもしてきました。最近は四苦八苦しながら動画も取り入れています。最近はTiktokのような短めの動画が人気があるように、その時々で人気のコンテンツも違うので、新しいことを取り入れつつ自分のスタイルを維持していくのが大切だと思っています。
さいごに
上記だけが、正解では決してありません。おもしろ動画が上手な人は、ひたすらそれらを投稿したり、美男美女の方々は自分の顔をアップしたり、それで何十万、それ以上とフォロワーが伸びる人もいらっしゃると思います。正解は、人や企業によって違うと思います。私は、自分の強みを考えて、それを愚直にやり続けるのが1番大事だと思っています。長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。また他の視点でもインスタについてnoteで書いていきたいと思います。
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