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MRから"医療機器営業"へ転職のリアル

こんにちは、
現役MRのきすけです!

暑い日が続いていますが、
いかがお過ごしでしょうか?

ぼくは、寝るときの
クーラーの温度と風量調整に
毎晩、手こずっており、

最適レンジを見出す前に
今夏が終わりそうです…

さて前回は、
「Twitter(X)で発信をはじめて良かったこと」
についてお話させていただきました。

そして今回は、
お話がだいぶ飛びますが、

MRから医療機器メーカー営業へ
転身した後輩の話です。

医療機器営業、興味がある方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

先日、数年ぶりに再会して
いろいろ話しを聞けたので
noteに書き残すことにしました。

まずは、
MRから医療機器営業へ転身して
「良かったこと」
について


縮まった顧客との距離感

「これはMRから転職する際に、
 期待していたことですが、

 医療機器メーカーに転職して、
先生方との距離は確実に近くなりました。

 MRのとき
 ずっと思っていたんです。

 (機器メーカーの人たちって、
 先生方と密な関係を築けていて
 うらやましいなーと)

 ご存知かと思いますが、
 機械屋になると、
 一緒にオペ室に入ったりもします。

 オペ中には、
 機器の操作に関する質問を受けたり、
 意見を求められたり、

 まさにボクシングでいうところの
 セコンドのような役割もします。

なので、MRのときより
 先生方から必要とされている感は
 確実に増しましたし、
 あしわられることもなくなりました。」


その分増す "責任感"

先ほど、医療機器営業の良い点として
"先生方との距離が縮まった"と
お話させていただきましたが、

もちろん良いことばかりではありません。

あつかう製品や病院にもよりますが、
一緒にオペ室に入っとときに

「これ、どう思う?」とか
「どうしたら良い?」など

Drから聞かれる場面もあります。

このときは単なる営業ではなく、
同じチームに入れてもらっている感覚です。

そしてこれはつまり、

自分の一言が、
患者さんの運命を左右することだって
あり得るということです。

なので、こうした
「患者さんの命を預かっている」という
ヘビーな責任感や、

MRのときにはなかった
現場でのピリピリとした緊張感というものは、

やりがいであると同時に
大きなプレッシャーにもなっています。

また、僕たちは
製品の紹介やデモだけでなく
納品もします。

この納品がやっかいで
各病院でオペのタイミングが
重なったりすると、

どうしても機械や営業(人)が
足りなくなることがあります。


こうしたときは、
Drからこっ酷く怒られます。

「デバイス足りないとか、
 どんなつもりで仕事しているんだ!?」


と怒鳴られたこともあります。

また、社内でも、
オペ中になにかミスや事故が起こると、
上司から「どんな立ち会いしているんだ!」
と追求を受けることもあります。

このあたりは
医療機器営業の辛いところです。


"立会するか"、"立会しないか"


立会するかしないかは、
デバイスの発売時期や普及度に関係します。

新しいデバイスが発売になったときは、
先生方も使い方や注意点を知らないので、
度々呼び出され、オペにも立ち会います。

一方、発売からしばらく経って、
普及と先生方の熟練度が進むと
問い合わせや立ち会いの頻度は極端に減ります。


呼び出しの頻度


「けっこう呼び出しとかもあるの?」

医療機器営業って呼び出し多そうですよね 笑

ぼくもMRのときそんなイメージだったので
とてもわかります。

ご存知のとおり、内服の慢性疾患とは違って、
オペは急に決まり、常に"緊急"と隣り合わせです。

なので、配達も兼ねて
急に呼び出されることもあります。

でも、夜中に呼び出されるのは、
あって年に1回くらいです。

正直そのあたりは思ったよりも少なかったです。


転職してわかったMRの良さ

医療機器営業にうつって感じた
MRの良い点は、やはり価格の面です。

医療機器メーカーはふつうに価格交渉があります。
これがけっこう大変で…。

その点、MRは一切価格に関わらなくていいじゃないですか。
それってホントありがたかったんだなーと思います。

あとは、"給与面の安定"ですかね。

デバイスは、
"認定を受けたDrしか使えない"
などの縛りがあります。

なので、大口先で、
認定医のDrが他病院へ異動しまった場合、
ある日から売上が0になるということも
珍しくはありません。

こうなると、ボーナスなど
給与面でモロに影響を受けることがあります。

そうした点で、MRに比べて
医療機器営業は給料の乱高下が激しいです。

ちょっとそこはデメリットです。

あと、MRはコロナ以降、
"リモート仕事が増えてホワイト感が増した"

と元同僚から聞くこともありますが、
機器営業は立ち会いがあるため、そうもいきません。

「WEB面会やWEB会議だから
 今日はゆっくり自宅で仕事」

機械屋ではそういったことは
なかなか難しいですね。


出張はMR時代よりも多い


出張はMR時代よりも増えました。

会社と組織のエリア次第ですが、

機械屋はMRみたいに
細かくエリア分けされないので
広いエリアを持つことが多いです。

そうなると、
どうしても出張は多くなると思います。

呼び出しに関しては、
先ほどもすこし話しましたが、
これは担当領域によるかもしれません。

ぼくの場合は、
夜中の呼び出しは年1回あるかどうかです。

あと、電話、メールチェックは
明らかにMR時代よりも増えています。

現地に行かずとも
緊急の問い合わせは多いです。


給料は上がったし、長期休暇も取れる。

私の場合、
MR時代より給料は上がりました。

MRのときは内資中堅で
給料が業界内で低かったこともありますが…。

もし、転職される際は、
基本給、インセンティブで
トータルしてどうなるかを
エージェントに確認するといいと思います。

あと、長期休暇も取れます。

ただ、顧客からの問い合わせも多く
電話やメールのチェックはどうしても多くなります。

なので、連休中、
MR時代より気が休まらないのはあります。

あとは、自分が休んでいるときに
立ち会いや現地対応が必要な連絡があった場合は、
他のメンバーが対応したりします。

ですので、
ほかメンバーの休暇に伴うヘルプの出張
なんかもあるので、

そこはMRにないデメリットです。



いかがでしたでしょうか。

医療機器営業は、
Drや患者さんとの距離は縮まり、
やりがいも増える分、

MR時代にはなかった
責任感やプレッシャーがあるということを
教えてもらいました。

それよりなにより
数年越しに再会した彼は、

MR時代より明らかに
生き生きしているように見えたので
転職は成功だったじゃないかと思います。

最後に話をまとめます。

【まとめ】MRから医療機器営業へ転身のリアル



  • 医療機器営業は、Drとオペ室に一緒に入ったり、顧客との距離が近い。

  • MR時代の様に、顧客からあしらわれることは減り"必要とされている感"は増した。

  • やりがいも多いが、デバイスに関する質問や意見を求められたり、その分、責任は大きい。

  • 出張や呼び出しは、あつかう領域や製品にもよるが、MR時代より携帯はよく鳴る。

  • MRの良さは「価格交渉がないこと」「給料が比較的安定していること」「休日は仕事を忘れられること」



もっと顧客や患者さんと
  近い距離で仕事がしたい!」

という方は、医療機器営業も
良い選択肢になると感じました。

「医療機器営業の年収」や「なる方法」
については、以前少し調べたことがあります。

ご興味ある方は合わせてご覧ください。


今回、久しぶりにかつての
後輩と飲んで感じましたが、

やはり、気の知れた仲間と
会って飲み語らうのは最高だなーと

そんな中、

先週末は課長に昇進した
同期MSとも数年ぶりの
再会を果たしてきました。

またいろいろ教えてもらったので
かいつまんでコンテンツとして
発信したいと思います。

(次回予告) 

「応援したくなるMRの特徴とは!?」


また次回もお楽しみに♫

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました!


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