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「あまのじゃくな人」を研究してみた。~日本人の3%未満しか、知らないことシリーズ~ No.8

こんにちは。KyoKannazuki21です。
(自己紹介はこちら→https://note.com/kyokannazuki21/n/n1edbdf043466) 
としなくても、noteユーザなら、名前のリンクのところをクリックすると、プロフィールに飛べるのですが(笑)。まあ、いいや。どちらでも使ってください。書いてあるように、技術者・研究者で、AIと脳科学をメインに研究してます。システムも作ります。あとはBIで分析などもします。プロのアナリストです。ちなみに、メンタルヘルス系の資格も取っていますので、そちらもプロです。ただし、臨床医などではないので、現場の細かいことまではわからないです。
→なので、脳や心理学について、基本的な知識もなければ、知能が低めの人のいちゃもんに付き合うのは、日本の技術向上のための無駄なので、わかってない人は100冊くらい関係する専門書や論文を読んでから、反論してもらいたいかなと思っています。まじに、(反論とかの)時間の無駄なのでー。
ちょっと意地悪な言い方で申し訳ないですが、他人に何か反論で言う前に、さきにもっと勉強してほしいです。よろしくお願いします。
もちろんコラム名にあるように「おおざっぱ」なので、細かい数字は間違えているかもしれないので、そういうのがあれば、あらかじめお詫びしておきます。
また、ものによっては、私が知っている知識より、もっと新しくて正しい論文とかがあって、それを私が知らないときは、ぜひ、最新知識をエビデンス付きでご指摘いただきたいです。勉強になります!!

実は、今回は「あまのじゃく」という、やばい人たちを扱っています。そして、この人々は常識的で善良な人々に不愉快な言葉を吐いて、気分を害させます。なので、このコンテンツをあまのじゃくな人が見たら、コメントはいらないので、自分の内部をえぐるようにみつめてもらいたいと思います。だいたい、7-8割は答が出ていますので、無意味な反論コメントは不要です。

これは、ちょっとまだ研究途中なのですが、7-8割くらいは、わかってきたので、一度このへんで整理して、おまとめしてお見せしたいと思います。

私は勉強のために、Youtube動画や、SNSなどをよく見るのですが、そこに、へんてこなコメントがついていたりします。
たとえば、その動画やSNSが、ちゃんと専門書などを調べて、「XXXだ」という内容を書いてあると、うーん・・・5%くらいかなと思いますが、「反XXXだ」とちゃかすような、冷やかすような、不愉快な言葉遣いで書かれています。丁寧に書かれていることはなくて、だいたい1行で、せいぜいが2行程度です。
それで、もとの「XXXだ」について「それで正しいですよ。なぜそう思うのですか?」といった質問がコンテンツオーナーまたは、その内容をよく理解した人らしい人物から、フォローコメントが入ると、たいがいはその「反XXXだ」と言っている人は無言で、疑問に回答することもなければ、何か「ここが変だから、こう思った」というような論理的な説明もないのです。たいがいは黙っていて、2、3回つつくと、「知らねーよ」とか、「わかんねーのかよ、バカ」という罵詈雑言がかえってきます。説明してくれといっているのに、説明できないのですから、どっちがバカかというと、このあまのじゃく発言の人のほうでしょう。

そして、先日、私が書いたコンテンツにも、1人の人が、わけのわからない1行を書き込みまして、大変似たシチュエーションでしたので、ちょっと研究してみました。前から、とても謎だったし・・・。
だって、自分から、「自分がアホです」って証明するような行動をするのです。あまのじゃくって。
自分に損失になることをなぜするのか? すごい疑問ですよね!!

だいたい、世の中の不愉快な人は、「爬虫類脳人間」で最後までちゃんと読まない、あるいは読解力がなくて、勝手に思い込みでなんか不愉快な発言をする人が多いです。よく知っている方は、「あいつら、脊髄反射だから」と言われますが、いやあ、その通りだと思います。別に心理学や脳科学を研究してなくても、観察力だけで、そういう見透かす日本人はすごいなと思います。飲み屋で飲んでる、あまり大手企業でもない会社の、平社員のおじさんでさえ、そういう穿ったことを言うのですから、「いやあ、日本人ってすごいな!」って思います。
そして、もう1つは、左翼、反日(尾張守も含む。たまに尾張守には善意がある人もいるが、悲観遺伝子の塊が多い)です。この人たちは、すでに脳科学的には、理由がわかっています。「生物学的弱者」であるといわれています。
本がずばり出ていまして、この本ですので、興味のある方は読んでください。有名編集長だった川村さんとの共著です。とても面白いです。
Amazonからちょっと引用します。
「川村二郎
日本型リベラルの正体とは……良く言えば現実離れをした空理空論を弄ぶ子供、悪く言えば無責任でいざとなると逃げ隠れする卑怯者。
タテマエは子供のもの、ホンネは大人の世界:何でもかんでも平等を求めるのが子供なら、文化遺産が権力者の遺物で、人間が平等なのは、法の前だけであることを知っているのが大人である。
竹内久美子
平等とは……モテない自分にも女を平等に分け与えよという意味、貧富の差がないとは、稼ぎのいい男が妬ましいから格差をなくせという意味。
長年にわたり学界に巣くい、腹立ち、呆れ、うんざりし続けている連中の正体:科学的事実の前に思想があり、思想のためなら捏造、改竄、隠蔽もいとわない、時には研究妨害をもする。

というわけで、へんてこで不愉快な人の原因はこれでだいたい科学的にわかりましたので、出会っても、「あー、また出たよ。生物学的弱者が!」とか「あー、また出たよ、爬虫類脳人間が!」って思っています。たぶん、理屈をわかってない人でも、似たようなことを思っている人は多いかなと思います。「屈折してるから、あの人」っていう言い方が正しいのかもしれません。高卒のパートのおばちゃんでさえ、素晴らしい知恵とセンスがありますから、すごいです。

前置きがえらく長くなってしまいましたが、最近研究した「あまのじゃく」の研究のご報告をします。

0.そもそも「あまのじゃく」とは?

まず、「あまのじゃく」とはおとぎ話の「瓜子姫とあまのじゃく」という話から、由来します。その前に、日本神話にも出ていますが、どっちかというと、瓜子姫の敵としてのあまのじゃくのほうが有名だと思います。

「現代では「他者(多数派)の思想・言動に逆らうような言動をする"ひねくれ者"、"つむじ曲がり"」を指して、「あまのじゃく(な人)」と称されるようになった[8]。」とありますように、今回は、「変ないたずらをする小鬼」的な意味でなくて、「世間の逆をやる人」のほうの意味で研究します。

1.発言がとても短い、たぶん反動形成である


あまのじゃくな人は、世間の常識に逆らうような言葉を投げますが、だいたい1行程度です。せいぜいが2行でしょうか。

反動形成という言葉があります。株式会社平凡社百科事典マイペディアから引用します。

「心理学の概念。S.フロイトが発見した防衛機制の一つ。反対の傾向を強調することによってみずからが受容しがたい衝動を制御しようとする心的な態度ないし習性をいう。他人への過度の配慮が,その人に対する攻撃心を覆い隠すものであったり,清潔好きが汚物愛好を隠すものであったりする。反動形成はフロイトが強迫神経症者について見いだしたもので,強い性的関心が性への蔑視を生み出したり,憎しみの感情が反対の甘やかしを生じさせる。健康人の間にも広くみられ,〈慇懃無礼〉〈馬鹿丁寧〉などと形容されるふるまいはその典型である。反動形成に基づく言動は,当人は気づいていないとしても,周囲の者には,ぎこちなくわざとらしくうつるものである。一方,反動形成は,昇華の基礎を形づくるプラスの可能性をもっていることも否定できない。

あー、よかったですね。「昇華」になるかもしれない。
・・・って昇華も、心理学用語なので、中学か高校で習ったかと思いますが、あまり使わないかもしれないので、これもリンクします。

「心理学・倫理における昇華(しょうか、英: sublimation)とは防衛機制の一つ。社会的に実現不可能な(反社会的な)目標や葛藤、満たすことができない欲求から、別のより高度で社会に認められる目標に目を向け、その実現によって自己実現を図ろうとすること[1]。」

心理学的に見ると、この反動形成だといわれています。
要するに、何かから「防御本能」みたいなものです。
しかし、目の前で殴られるわけでもないのに、たかだかSNSなどで、「防御本能」を発揮しまくる人って、やはり異常だと思うし、どんだけ、弱いやつらなんじゃ・・・とも思います。

当人には「昇華」というメリットがありますが、周囲は不愉快なので、黙って自宅の日記にでも書いててくれって感じです。ネットでずっと残るところに書かないでもいいのにね(苦笑)。ああ、まあ、内容によっては、政治批判などの立派な反論になるかもしれませんね。でも、1行じゃ、意味がないです。ちゃんと説明がほしいところです。

2.だいたい知能や調査能力は高くない


1-2行しか吐き出さないし、理由を論理的に説明できないので、あきらかに知能は高くないと思います。
あまのじゃくな人が「それは、こういう英語論文に書かれていて、これこれこういう理由であるから、それは正しくない」というようなことを言っている人は、まじに1人も見たことがありません。ちゃんとした論文や専門書があれば、それは「正当で科学的・論理的な反論」なのです(苦笑)。
また、知識、あるいはその時点で知識がなくても、「あ、ちょっと調べてみよう」的なこともしている様子もありません。いまどき、ネット検索でいくらでも、探すことができます。
だいたい、Youtubeのコメントなどを見ていると、戻ってきて「これ、調べたから、こういう理由だ」という人も見たことがありません。だいたい、一方的に、世間の常識の反対をぼそっと失礼な口調で短くいう、書くだけです。

賢さの階段というのを考えた方がいますので、それも参考に引用します。
あまのじゃくって、これでいうと、左下の2番目の「じゃまする、嫌がることをする」に当たっていて、ちょっと興味深いです。
いやー、面白すぎいいいいいいいいいいいいいーー!!



3.どうやら、根本は愛着障害らしい

たびたび、あまのじゃく行動をとるのが、どういうものがあるかを調べました。結果、つきあたったのが「愛着障害」という精神障害です。

皆さんは、愛着障害というのをご存じでしょうか?
よく子供に、「勉強しなさい」といったら、「意味ないから、勉強なんてしない」と反抗的に口答えする子供がいますよね。あるいは、「夕食時間なんだから、ちゃんと食べなさい」と親がいっても、「ゲームしたいから、やだ」とかいう、子供です。親の理屈は当然、健康的な子供に育ってほしいのですから、食事も大切ですし、勉強も大切です。ですが、素直に親のいうことを聞けません。大概の親は、「将来ちゃんとした大人になるために、必要だから」とか説明すると思います。まあ、まれに「なんでもいいから、親の言うことを聞け」という気短な親はいるかもしれませんが、それぞれに親は子供のことを思って、正論な注意です。しかし、非常に気分屋、自己中心的な反論を子供はします。まあ、イヤイヤ期なら、子供の脳内は成長途中なのでしょうがないです。しかし、たとえば10歳や12歳の小学校高学年なのに、反抗的だと少し問題があります。
(ちなみに、たまに発達障害に似た行動もとることがあるので、プロのお医者さんにも紛らわしいので、よく問診を繰り返さないといけないようです。)

まあ、行動遺伝学で、遺伝的に常に反抗的な人はいるかなと思いますが、育成環境で、子供に家庭教育を行うでしょうし、小学校にあがれば、学校の先生もきちんと教育してくれるでしょう。
「ああ、ずっと食事すんな。明日もあさっても食事はやらんで」という親がいたら、虐待ですね。

世の中、いくらでも怖いことがあります。子供にとっては、保護者がいないと、人さらいもそうですし、むしゃくしゃした人からいじわるされたりもそうですし、水や食事をもらえない、寒暖の適切な環境にいない、トイレにもちゃんと行けない・・・などなど、基礎的な点でも不安があるのです。子供は自分で働けないし、食べ物も自分でとってもこれないし、小さい子はトイレさえ、自分ではできません。子供にとって、適正な安心できる環境は、なかなか得難いのです。
もし、そこで親、祖父母、保育士さん、教師など、保護者が適切な対応がずっとないことは大変つらいです。
たとえば、親が虐待する、ネグレクトする、食事を与えない、適切な教育も与えない・・・などが「不適切な育成環境」になります。最近では、食事は与えるが、家に帰ってこないので、子供が外で放置子になるケースもあります(昔は少なくとも、親の帰宅が遅くても、かぎっ子で家にはいたものですが・・・)。

さて、愛着障害は、このような不適切な育成環境から生み出されます。
すごく単純な例でいうと、「お母さん、遊んでー」と子供がいったときに、まったく無視するお母さんが何度もそうすると、子供がこの愛着障害になります。

日本ペインクリニック学会誌の論文に、友田明美氏の「不適切な育成環境に関する脳科学研究」という論文をみつけました。2020年のものなので、かなり新しいです。こちらの論文に基づいて、もう少し解説を続けます。

症状としては、この参考論文では、2種類ほど挙げられています。「反応性愛着障害」「脱抑制型対人交流障害」の2種類です。
前者は、「可愛がってほしいのに、反抗的な態度を見せる」ことで、これが典型的なあまのじゃくな行動です。
後者は、その逆で、親や親族などよく知っている人以外にでも、べたべたと過剰にくっつく行動を見せることです。たとえば、お友達に、そんなに親しくもないくせに、手をなん10分もべたべた触ってくる、髪の毛や体を触ってくる、ものの貸し借りを強要する人はいませんか? そういうのは、後者に相当するようです。人懐こく見えていいことに見えますが、そうではないのです。おそらく、大人になって、男女の間でこれをやられると、相手が誤解する可能性もあり、別の問題が発生するかもです。
参考: 境界性パーソナリティー障害

1枚目の画像を引用します。

下に説明がありますので、読んでいただくとわかりますが、aは視覚野容積の減少、bは右前頭野の容積の減少、cは聴覚野の容積の増加 が見られるとあり、いずれにしろ、3つのパターンでそれぞれ脳に異常があります。
ちなみに、視覚野は情動的な刺激に対するストレス反応を制御にかかわる脳の一部です。これが容積が小さくなっているということは、目から入るストレスについて、うまく自己制御できず、他の健常者より不利なことがわかります。
補足: 最近の脳科学では、MRI画像を見て、どんな精神病があるか、異常行動があるかを診断するのが主流になりつつあります。ですので、こういう脳のMRI画像を見て論文を書かれている先生は、ちゃんとしているかなと私は思います。

次に、幼少期に虐待などを受けた人の脳のMRI画像が載っていましたので、それを引用します。

定型発達児と愛着障害児のMRIの差

左が、健常者の脳のMRIです。そして右は、愛着障害の子供の脳のMRIです。
私のほうで、赤い丸をつけましたが、素人でも白っぽい部分が量に差があるのが見えますね。

参考: 脳の部分絵図
(ちょっと水平断面図でいいのがないので、こちらをリンクします。)


この研究者はさらに、子供たちにゲームをして、報酬系について調べたのですが、愛着障害児のほうは、カードゲームについて報酬を用意したり、しなかったり、あるいは報酬を増やしたり、少なくしたりしても、変わりがなかったそうです。このことから、愛着障害児の脳は、報酬について反応が悪いです。
これは、生育期にけっこう問題になると思います。たとえば、子供は面白い本を読んだら、「面白かった!満足」と思うはずです。また、親が家の手伝いをしてくれたら、お菓子をあげるといったご褒美を用意しても、愛着障害児はつられないというか、そういう「やってよかった!」という自分へのご褒美が感じられないことを意味します。いいかえれば、自己肯定感も低いのです。
大人になったら、なんというか、無感動で、会社が昇給しようがなかろうがどうでもよく、でもおそらく不満だけが残る気質になると予想されます。
正直、親から見ても、会社の上司や人事から見ても、こういう人物は扱いに困ります。ほめても、へそを曲げそうです。あるいは、過剰にほめないとぜんぜん反応しないのですから、実に普通の実社会ではやっかいでしょう。

そういえば、日本人だけどアメリカの現地関連会社の社長さんで、アメリカ人はどうしても自己中心的に育てられるので、出来が悪い従業員に「褒めて指導」していても、「褒めてくれるのに、なんで俺の給料低いんだ?」とか言われて困ったなあ・・・という話を聞いて、あー、甘やかしがひどいとそうなるし、周囲を観察できないとそうなるよねと思いました。自己肯定感に世間と当人の間に大きいギャップがあると、こうなりますね。


なお、当人にとっては、PTSDやうつ病、境界性パーソナリティー障害など、さまざまな精神障害になりやすいことがわかっています。他に、神経から来る疼痛といった痛みもあるらしいです。
まあ、それはそうだろう。だって、職場の協調を乱すのが、当人だからなあ・・・。
まあ、これはうつ病の人が、頭痛、肩こり、腰痛、胃痛、目や舌の痛みなど、ありとあらゆる部位に痛みがでてくるので、わかりますよね。ちょっと難しい仕事をされているような人は、神経性胃炎などになる人もいますが、あれのきつい症状です。

また、保育所などで勤務される保育士さんや小学校の教師などはよくご存じだと思いますが、こういう子供の虐待は、大人になると連鎖します。この論文によると、3分の1ほどが、こういう愛着障害の子供は大人になると、自分の子供を虐待するのだそうです。これが、「虐待の連鎖」と呼ばれるものです。

4.治療や改善方法はあるの?

さて、辛い内容ですが、社会的に赤の他人ができることは、「早く、心療内科にいって、ちゃんとあっている先生に診てもらえ!」ということです。
当人の問題ですから、赤の他人は何もしてあげられません。
できるのは、上記の通り、「心療内科へ行け!」です。プロにまかせて、プロの先生のいう助言の通りにするしかないのです。

かわいそうなのは、普通は家族がケアできるのですが、こういう人の原因となったのは、虐待する親ですので、親がケアすることはできないでしょう。そこが、一番不幸なのかなと思います。
親が毒親で、うつ病になった人や双極性障害になった人に、状況が似ています。これは、一番かわいそうで同情します。
(ああ、同情するけど、申し訳ないけどいちいち相手はしないですから、ご理解くださいね。むしろ、こんなに何時間もかけて調べて、理由と治療法を無料で開示してるんですから、それだけでも感謝していただきたい・・・(涙)

そして、あまのじゃくな愛着障害な人は、他人をどうこう言う前に、自分の心の闇を怖がらないで、見つめ直すことです。
(1) どんなときに、あまのじゃくな態度や発言を取ってしまうのか?
(2) どうしたら、そういう反発心がなく、少しは気が休まるのか?
(3) 幼児のときに、親から虐待を受けたか? あるいはネグレクトで無視されつづけてきたか? (実の親でなく、養父母などの場合もあります。)
(4) 自己肯定感を高めるセミナーにいったり、心理カウンセラーに相談にいったりしたか? いった場合はどうだったか?
(5) どんなご褒美なら、自分が幸せになると思うか? たとえば、困難な仕事を文句もいわず、やりとげたときに、おいしいものを食べるとか、ドライブに行くとかで、すっきりする行動はあるのか? (お酒はやばいので、あまりお勧めはしません。)

こういうことを文章に箇条書きに整理して、プロのカウンセラーや精神科医に相談されるとよいと思います。
そうすれば、だらだらと不満だけを吐き出さず、感情的にならず、整理して頭の中もすっきりすると思います。たしかに、いじわるな親の言動を思い出すのは辛いですが、一度FACTとして整理すると、自分のためになるでしょう。
「良薬は口に苦し」です。

そして、できるだけ、そういうダメな自分を抑え、相談や甘えができる配偶者や友人をみつけることも大切だと思います。
ただ、毎回あまのじゃくなことを言うあなたを、向こうから好きになってくれることはまずないので、自分からやさしさを見せる、肯定的に考える癖をつける、常に自己コントロールするという、自己訓練を先にやってマスターしてからかなあと思います。

男性の場合、こういうモラハラ夫になる可能性があります。もちろん、女性もモラハラ妻になる可能性があります。結婚して配偶者を得ても、配偶者と支えあえばいいのに、虐待の親と同じことをしだす可能性もあるからです。
重度な場合、たぶん精神科医に見せたら、なんらかの精神病の判定が下るかもしれません。


ちなみに、頭のところで書いたように、あまのじゃくへの研究は7-8割くらいなので、あと2-3割くらいは自分的には満足しきれていない何かもあります。
もし、そういうので、もっと専門的な内容や新しい科学的な論文や専門書があったら、ぜひ教えていただきたいです。

5.なぜあまのじゃくに子孫がいるのか?


ちょっと考えるとわかりますが、こんなに社会常識の反対なことばかりしていたら、そういう人ってどこかで、若いうちにとっとと死にますよね? つまり、遺伝子を伝えることができないってことです。
親が「ごはん食べなさい」といっているときに、食事しないままでしたら、その子供は死にます。よくて、栄養失調で身長が伸びないとか、脳の育成上問題があって、低知能になるかなどです。→ああ、まあこれなら、あまのじゃくな人が低知能傾向にあることはわかりますね。上記のMRIにあるように、脳の一部に成長障害や障害があるわけですから。

ですが、あまのじゃくは一定数がずーっといます。きっと、江戸時代でも、平安時代でも、奈良時代でもいたでしょう。
世の中、「反骨な人」というのはまだ、理解できます。なんでも反対する野党なんかがそうかなと思います(要は、目上の人に逆らっていれば、「俺は、逆らえるくらい、えらいぞ」と自己満足ができますから)が、反骨な人には、ある程度その人なりの理論がありますので、よく聞けば、なんらかの理屈があります。
しかし、あまのじゃくもすでに説明したように、理屈の説明がなく、単なる反発と不愉快さをばらまくだけです。
今のように、人権がある現代社会だと生き残れますが、大昔の人権もない時代だと、あまりに反対ばかりしていると、村八部になるんじゃないかなあと思います。特に、もし村の村長とかリーダが、くそまじめな相手だと、あまのじゃくほど、うっとおしい相手はいません。みんなが困っているときに、文句ばかり言って、時間の無駄だからです。
大昔に、村八分されると、稲作の手伝いをしてもらえない、飢餓の時に食料支援できない・・・など、生命の危機になっても不思議はありません。

また、まっとうな配偶者をみつけるのも、かなり困難かなあと思います。たとえば、みなさんが雨の日に体調の悪い恋人に、「よーし、雨の日こそ、でかけよう」といい、恋人が「いえ、今日はちょっと調子が悪いから家にいたいの」といったら、「何言ってるんだ。関係ないよ、外に行こう!」なんていう恋人と結婚して、子供を作りたいと思いますか?
普通は思わないですよねえ。思うのは、「ユニークな人だからいいかな?」というような、当人もあまのじゃくな人かもしれないです。

たとえば、みんなが「津波が来たぞー。西の山に逃げるんだー」と言っているときに、あまのじゃくは、「俺は逃げんぞ」とか「東の山に逃げるぞ」とかやるわけですね。当然、逃げないあまのじゃくは死んでしまいます。
これでは、100%あまのじゃくな人が死んでしまって、子孫はできません。しかし、その割には、論文によると学童の2.4%ほどが愛着障害で、あまのじゃくな言動をしているようです。あまのじゃくな人は、あまのじゃくな子孫を残せていますし、「虐待の連鎖」でも書いたように、あまのじゃくを生み出しているとも言えます。逆に、普通の人がぐれて、子供を虐待して愛着障害児を作る可能性もありますが・・・。

私が思うに、この場合、普通の人が西の山に逃げたとき、運悪く、西の山で山崩れが起きて、普通の人が全滅し、東の山に逃げたあまのじゃくな人が、残って、子孫を作ったのかなと思います。
たまには、いいこともあるのでしょう。
これなら、ある一定割合で、少ないですが、あまのじゃくさんは子孫を残して、今でも生き延びていることができます。
まあ、そもそも全部遺伝ではないのですから、あまのじゃくの再生がされてしまいますね。

ある意味、これが「多様性」というものかもしれません。
それに、もし「昇華」により、良好な文学作品や芸術作品、施策などができれば、誰にでもWin-WInになると思います。
これが、あまのじゃくが生き延びている理由かなと思います。

こういう本もあるので、読まれてはいかがでしょうか?

以上で、あまのじゃく研究の途中ご報告を終わります。
ご閲覧ありがとうございました。

あまのじゃく当人の方へ: (他の方は読み飛ばしていただいてけっこうです。)

ああ、あまのじゃく当人の方のコメントは、ウザイし、他の方の時間を無駄にとるので、いりません(苦笑)。
上の「賢さの階段」もよく見直して自分の位置を確認してください。

もう助言は、上にあげたので、それをやってください。
当人の問題なので、あまのじゃくで周囲から嫌われている人は、ぜひすみやかに、心療内科などにいってカウンセリングを受けてもらうことを強く推奨します。


私のこの研究を証明するとしたら、「低知能で、愛着障害で、幼少期に親にちゃんと育てられていない人」というプロフィールがばればれになりますから、いくら匿名でも、嫌でしょ? 恥ずかしいですよね・

「いや、私は自他ともに認めるあまのじゃくだが、こういう点もあるので、ぜひその点も研究してほしい」というのでしたら、喜んで研究材料にさせていただきたいです。
できれば、幼少期のときの親との関係や、どういうときにあまのじゃくな発言をしたくなるか、周囲を不機嫌にして反省しているのか、逆恨みすやすいか、自分でそのあまのじゃく行動を止めようと思ったことがあるのかなどの詳細も教えていただけますと、大変、研究になって、ありがたいです。
よろしくお願いします。

私は平和主義なので、いちいち論争は好きではありません。ひろゆき氏のような「論破してやるー」タイプではありません。
(しかし、ひろゆき氏はサービス意欲が高すぎるのか、よくあまり知らないことに口をつっこんで、より正当な専門家から、論破されていて、ちょっと恥ずかしいです・・・。とほほって思います。家族にいたら、恥ずかしくて泣いてしまいます。)

ただ、日本人の侍魂は少しはありますので、条件によっては受けて立ちます。
もし、ディスカッションをしたいなら、有料でお受けします。ちなみに、参考価格として、講演などは、1日15万円です。それだけ払っていただけるのでしたら、他に仕事がないときなら、ディスカッションしてもいいです。仕事ですから、面白い反論があれば、お受けします。お金をもらえるんですから、プロらしくないとね(笑)。なお、返品はサービスなのでありえませんので、そこもご理解ください。


追記 2023/4/5

鹿冶先生が、荒らしコメントする人の分析をされているので、ぜひこちらもご覧ください。めちゃ、面白いです!!


AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!