図解入り：　それ、もう答えでています　【第１章】 ～ほとんどの社会問題の根底は脳科学と生物学でわかる～

　本書は、note有償版で、8章分になる予定のものを1章ずつ販売するものです。
　月2章分程度づつ、ご提供予定でおります。
　返品はございませんので、あらかじめご了承ください。
　ぜひ、全章をご購入いただければと思います。
　誤字脱字、データの改訂、記述修正などがありましたら、予告なく更新いたします。
　目次は執筆開始時点の予定になります。変更になる場合もあります。
　改訂日は右上に記載いたしますので、古ければリロードいただければと思います。
　では、ぜひお楽しみください。

                                                                                  新規作成　2023/11/5

はじめに

•  個人の悩み・問題は、もう答えが出ている。

• この本を書きたいと思ったきっかけ。

•  社会の悩み・問題の答えは本書に書いてある。

• もう21世紀で、実は2000年以降の本に答えが書いてあった。

•  ほとんど多くの人類の問題は脳科学と生物学に原因がある。

• 普通のくそまじめな人から見たら、やたらと「あいたたな真実」　良薬は口に苦し。

• 答えと思わない人達への答えもある。

• 21世紀的な乗り越え方を私たちは探さなければならない。

　みなさんは、なにか悩みがあったら、「私はなぜ、ＸＸＸについて悩んでいるのだろう？」「他の人はどうやって解決したのだろう？」といったことを考えませんか？

　たとえば、「勉強しているのに、なかなか成績があがらない」といったことや「将来、進路や仕事をどうしたらいいんだろう？」「自分は欠点だらけだ。どうしたら幸せになれるのだろう」といったことなどなど、たくさんの悩みがあると思います。

　もし、それが非常に個人的なことでしたら、素晴らしい本がありますので、お教えします。

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

著者：小林 昌平　2018/4/27　出版社：文響社

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

　この本にあるように、古今東西の哲学者が、もう答えを出してくれています。この本は、2018年出版なのですが、いまだにロングセラーで売れており、ジャンル別ではよくAmazonのランキングでTOP10に入ります。私も読みましたが、素晴らしい本です。

　自分の学業、恋愛、進路の悩み、コンプレックスなどについては、これを読めば、もう答えが書いてあります。その通りにしてみると、おそらく(苦い気持ちもあるかもしれませんが)一番ショートカットで解決するでしょう。

　無駄に答えを探す必要はありません。この本を読んで、納得したら、その通りにするだけです。

　なお、昨今はChatGPTに質問するのが流行ですが、ChatGPTは「自然言語処理」が得意な「弱いAI」でして、何でも正しいことを教えてくれる「強いAI」ではありません。サマリを作ってはくれますが、内容は調べ直さないといけないので、結局内容を担保してくれるのは、何年か先になりそうです。それに質問内容によっては、アカデミックな学派がいくつかあって、１つの答えではないし、いくつも答えがあることもあります。

　ちなみに、答えがわかっていることをぐじぐじと「オリジナリティが大切だ！」「自分でやらねばいかん！」という人を、「車輪の再発明」といいます。これは、「車輪のようにすでに周知のことを、１から自分で発明し直すのは、時間の無駄」ということを示しています。

　それと同じように、個人のほとんどの悩みは、上記のように古今東西歴史上の偉人、哲学者がとっくの昔に、答えを出しています。

　要するに、あなたの悩み(正直、ほとんどは他の人の悩みと一緒なものが圧倒的に多い)が解決していないのは、ただ解決法を知らなかっただけで、解決法の助言を実行していないだけだったのです。

　ですが、個人でなくて、社会的問題だったら、どうでしょうか？

　残念ながら、今までもそういう本はありませんでした。あっても、たとえば「会社の組織を腐らすのは何か」、「いじめの本質は何か」といった1テーマの方が多いようです。また、コンサルタントや経済政治評論家などが社会学的な側面で「こうです」とまとめてあるものが多く、過去事例や海外事例など経験的に語るものが多いようです。

　そして、それらの本は種類が多いので、一所懸命、それらしいテーマの本を書店やネット書店、図書館などで探さないといけませんでした。あまり俯瞰的ではないので、１つずつテーマごとに当たらないといけないのが現状でした。