見出し画像

ウクライナ バレエのご紹介

今日も今日とて、絶賛戦争中のウクライナーロシア戦争ですが、被害者ウクライナにとって、厳しい現実が戦場以外にもあります。
それは、ウクライナにとっては国技といっていいバレエです。

旧ソ連のときから、ソ連の3大バレエ団というと、ボリショイ(モスクワ)、マリインスキー(サンクトペテルブルグ)、キーウ(ウクライナ、旧キエフ)がTOP3だったのですが、いかんせん、最初の2つは、現在の首都、帝国時代の首都でして、やはり金のかけ方が違います。
どうしても、3番手になります。ウクライナ人バレリーナも、ボリショイとかで踊っていたのです。
(ちなみに、昔の日本のバレエ漫画「アラベスク」と「SWAN」ではどちらもウクライナバレエが出てきます。1つは、主役のアンナちゃんがストレスで逃げたくなったときにキーウに行ってしまって、たまたま40過ぎのバレリーナに拾われます。そこに当時のキエフ一のプリマが見に来て、「あれ?」と気づいて、レニングラード(今のサンクトペテルブルグ)のバレエ団に連絡するのです。「SWAN」ではデビュー公演で主人公は「森の詩」という演目を踊りますが、これ、ウクライナオリジナルです。地方の土着文化の良さが美しいダンスシーンで語られます。ウクライナにも妖精がいるのです。)

それでいま、ウクライナバレエ団は、「もうロシアのバレエなんて踊らない」路線です。
ロシアはバレエ大国です。ソ連時代は外貨稼ぎのためにと、ビジネス拡大のために、けっこう投資されまして、一流バレリーナは体制派として決まったものを踊っていれば、お金や身分を保証されていました。
芸術に、こんなに口うるさく口だすのは共産党ならではです。革命のバレエもありまして、「パリの炎」という人民革命の演目もあります。(最近、あまりみないよなあ・・・。普通にフランス革命なんだが)


「政治と芸術は別」という考えもありますが、ダンサーや演奏家が
「くそ敵国家ロシアの曲なんてやってられるか」と思うのも当然ですし、有名でないダンサーは、当然徴兵されたりしますので、慣れない戦場にいってPTSDになるかもしれないです。
そんな気持ちで、演じる必要なんてありません。


暗い話は嫌い。面白い、元気なやつがいいという方は「ドン・キホーテ」をお勧めします。



前は衣装がいまひとつ垢ぬけなかったのだが、日本人芸術監督になったせいか、衣装や美術演出がよくなった気がする。
めでたい。がんばっていただきたい。


今日の年末にいきなり、全土攻撃だ。
ロシア、本当に鬼畜である。まだミサイルあるのかと思うと腹立ちますね。


これを見たら、ウクライナ人が「ロシアバレエなんて踊らない」っていうのが、わかりますよね!!

AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!