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おおー、東大、ええ研究してるじゃん!w 都道府県別DNA調査

これ、みつけました。
ううーん、今日も私の古代史研究シリーズは、いいネタだなあwww 自画自賛www

引用します。

図3:47都道府県を対象にした主成分分析の結果。

「本研究の結果は、各都道府県の縄文人と大陸から来た渡来人との混血の程度の違いと地理的位置関係が本土人の遺伝的地域差を形成した主な要因であることを示唆している。大部分の渡来人は朝鮮半島経由で日本列島に到達したと考えられるが、朝鮮半島から地理的に近い九州北部ではなく、近畿地方や四国地方の人々に渡来人の遺伝的構成成分がより多く残っていることは、日本列島における縄文人と渡来人の混血過程を考えるうえで興味深い。本土人のゲノム成分の80%程度は渡来人由来であると推定されているが、近畿地方や四国地方には、さらに多くの割合の渡来人が流入したのかもしれない。また、地理的位置も遺伝的構造に影響していることや、沖縄県に遺伝的に近い九州地方と東北地方が互いには近縁でないことから、渡来人との混血時に縄文人は遺伝的に分化していたと考えられる。」

な! 面白すぎるーーーーwwww

さて、私もそうなのですが、親族がずっと奈良京都、あとせいぜい大阪か滋賀くらいに住んでばかりの人は、奈良時代の豪族の子孫がほとんどです。
以前にご紹介した忌部氏などはもろに皇室御用達豪族子孫です。

(1)  藤原氏、大伴氏、賀茂氏、物部氏・・・といった奈良時代の豪族は、京都についていって藤原氏や他の貴族層と、そのまま所領があるので、地場の奈良に残った人が多くいます。難波の宮や滋賀などに都が移って、でも奈良に戻った人とそのまま大阪や滋賀に残った人とかがいます。
 こういった豪族は、平安時代、鎌倉時代になると朝廷とは縁が切れて、下級官僚や武士、農民、商人になっていきました。なにしろ、藤原氏の間だけでも出世競争していただけなので、役職が限られているのでどんどん平民落ちしていったといえます。
でもDNAはそのままなので、天皇や一緒についてきた渡来人の子孫には、渡来人DNAが含まれます。
(2) 別の本にありましたが、縄文人はお酒に強く、弥生人はお酒に弱いそうです。だた、お酒に弱いとアルコール分が体内に残りやすいため、ウィルスが来ても一種の消毒みたいになって、ウィルス性疾病には強いのだそうです。肺結核などにも強かったそうです。一方縄文人は酒に強く酒が残らないため、ウィルスは体内で暴れ放題になります。
(ある意味、風邪のときに玉子酒を飲む人は正しいわけですねww)
この結果、純粋縄文人は生き残るのが厳しいので、減ってしまいました。
現代人が弥生系のほうが比率が多いのは、稲作が普及してからです。稲から、お酒を造りますしね。稲にやってくるウィルスもいるらしいです。
(3) ということで、元豪族が多い近畿は、これでいうと左下で渡来系率が高いのは当然です。
(4) 東京関東は、藤原氏や源氏子孫(これは清和源氏など天皇の子孫で武士になった)が出たり入ったりしていたので、当然一定の比率があります。ただ、ずーっと地場の関東に住んでいた縄文系の人も多いので混血結果としては、MIXになります。近畿圏より薄まるのです。でも関東武士はやはり定住していますので、渡来度と縄文土着度はどっちもほどほどってかんじですね。
(5) あきらかに皇室や藤原氏一派からぜんぜん追従していないし、海もあって離れている沖縄の人が右端下なのは縄文度が濃いから当然でしょう。鹿児島も近畿・関東から遠いので、似たようなものですし、琉球王朝と関連が強いので、貿易も多く、沖縄の地元の人と混血したのでしょう。それにもともと、ずっと住んでいた薩摩隼人族などは縄文ですから。
(6) 九州にはたしかに渡来人が来たけれども、宮廷は「技術者」として呼んでいるので、当然都で寺社建築や多能工みたいなのになるのだ。学者などにもなっただろう。技能目当てで外国から呼んできてるからね。それも、都とその周辺が多いから、奈良県か京都府が当然多い。あとは大阪や滋賀に少し残る。 
(7) さて、私が注目なのは、どう見ても皇室や渡来豪族とあまり関係がない四国が近畿並みに渡来人DNAが多いからです。

じゃじゃーん! それはね、皇室の下っ端の人たちが残ったり(メインの人はいったん九州とかに移住したり、近畿に移住したりした)、大和朝廷があえて、四国をこっそり支配するために、近畿勢の渡来人系の手下、近畿豪族の子孫とかを送り込んで、四国をおさえてしまったからだよおー。
まあそれなりに平地では稲造りするから、ウィルスで死んだのもあると思いますけどね。
結果として、縄文人優位だったもともとの四国人(まあ、私の理屈では邪馬台国の人々だ)は減って、近畿の豪族の子孫たちが増えていったのだ。
つまり、大和朝廷はきちんと四国を「静かなる侵略」でなんらの戦争もしないで、落としたのだ。

どうです。面白いでしょう!??wwww

ちなみに、こういう情報もあって、たしかにそうだなあと思います。
地域ごとに流行しやすい病気があるから、それに対応しているDNAを持っているもってないはあるんでしょう。

「社会的意義・今後の予定
本研究では、都道府県レベルで本土日本人の遺伝的集団構造を初めて明らかにした。47都道府県の遺伝的近縁関係がわかったことで、日本列島全域での縄文人と渡来人の混血過程の理解が進むと期待される。また、日本人集団を対象にした疾患遺伝子関連研究において、集団階層化によるバイアスを極力避けた、適切な検体収集地域の選定が可能になると期待される。」




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