マガジンのカバー画像

協会の運営方法

27
協会らしい集客の方法、会員コミュニティの扱い方、事務局の育て方など、協会運営にまつわるあれこれを解説。
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

心理的に安全な協会設計

「心理的安全性」とは最近「心理的安全性」という言葉をよく耳にするようになった。 心理的安全性とは、 喜怒哀楽を出しても非難されない 失敗を恐れなくていい 周囲の反応を気にせず行動できる 少々のことでは人間関係が悪化しない といった状態や環境を指す。 協会は「人の集まり」。 協会が成功するためには、その会員が安心して自己開示ができ、活動に積極的に参加できることが不可欠だ。 それには 「自分は安全してここにいられる」 と感じる環境、つまり「心理的安全性」が求められる

見えない蓄積:クリティカルマスとゴーイングコンサーンの力

これまであれやこれや努力をしたのにぜんぜん売れなかったのが、ある日突然、なぜだか売れはじめる。 これまで眠っていた何かが目覚めたかのように売れはじめる。 そういう分岐点のことを「クリティカルマス」と呼ぶ。 「クリティカルマス」はビジネス以外でも起こる。 たとえば、これまで懸命に勉強したのに成績が上がらなかったのが、あるときから急に成績が伸びる。 これまで毎日練習してきたのに試合にぜんぜん勝てなかったのが、あるときから急に勝ちはじめる。 なぜそうなるのか、正確な理由は分かっ

なぜおいしいかを語ろう

はじめに「受講したらこんな知識やスキルが学べる」 「受講したらこんな認定が得られる」 などの「効果効能」しか語っていない認定講座をよく見かける。 その認定講座を作った経緯やプロセスは、語られていない。 「会員になったらこんな良いことがある」 といった「効果効能」しか語っていない協会もよく見かける。 その協会を設立せざるを得なかった経緯やプロセスが語られていない。 わざと語っていないのではなく、気づいていない。 そこを語ろうという発想をしていない。 かなり、もったいない。