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ファッションの制服化は可能か否かシリーズ~仕事服は可能!でも…?~


「ファッションを制服化したい」そう思っている方ってどれくらいいるものなのだろうか。そんなにいないもの?
いや。そもそも。ファッションをそう捉える人が少数派なのか?


昔(私が20代前半の頃)に、通勤服を制服化している友人がいた。
彼女はとてもお洒落だったしセンスも抜群で、ファッションは妥協しないタイプの女性だ。家から職場までは徒歩圏内、職場も制服があった為、言ってしまえば彼女にとっての通勤服”ほんの数分だけ着る服”でしかない訳で、当時その話を聞いた私は、実に合理的で彼女らしいアイデアだと思った。

そして、10年程経った今、再びこの話を思い出している。

一体なぜ。

それは、他の誰でもない自分自身が「ファッションの制服化」を目指しているから。

確かに。

通勤服=仕事服は、制服化が可能だと思うし、制服化している又はしたいと思っている方がとても多そう。

私もこれまで色々な職場で働いてきて、ほぼ全て制服がある職場、1社だけは所謂オフィスカジュアルだった。
制服がある場合もない場合も、どちらにもメリット・デメリットがあったけれど、制服化という意味では職場に制服がある場合の方が初期コストがかかりにくいと思う。それは単純によっぽどでなければ何を着ても良いから。
夏の灼熱通勤に、綿のリラックス感のあるロングワンピースを着ても良いし、Tシャツにデニムだっていい。そしてその服達は、通勤だけではなく、休日に近所のスーパーやコンビニに着ていく服にしたって良い。対して、オフィスカジュアルはその名の通り、やはり通勤のみに適応されるイメージが強い。オフィスカジュアルも会社によって幅があるので一概には言えないけれど、それでも仕事をする時の服という事を考慮すると、やはりある程度の制約はある。私の場合は制約があるタイプのオフィスカジュアルだったので着ていて楽しさはゼロだったが、出退勤時に着替えなくて良いのは楽だった。あ、もちろん天気によっては困ったけれど。

私は現在、勤め先がない状態なので今後、仕事服に関してどうしていくかは未知数。ただ、どう転がっても基本は「ファッションの制服化」をしたい側の人間なので、その方向性で考える事になるだろうと思っている。

しかし、こんだけ語っておいて、真の問題は「仕事服の制服化」ではない。

仕事以外で考える日常の制服化だ。

これに相当苦戦しているので、冒頭の問いかけになってしまったわけだ。とほほ。

補足しておくと、私は元々自他共に認めるファッションオタクだった。
部屋には洋服、靴に鞄にアクセサリーと、ファッションに関するもので溢れていた。現在は、当時から比べたら考えられない数の洋服で暮らしている。もちろんそれに伴って靴も鞄もアクセサリーも当時の3分1程度にまで減った。
そこまで絞りこめているなら、もう制服化出来ているのでは?と言われそうだけれど、実際は全然違うのだ。私が理想とする制服化で決してなく、”ただ服が少ない人”でしかないのだ。

正直、服の数を増やすのは簡単。だって元ファッションオタクだから。
着やすそう!使えそう!たまにはこういうデザインも良いかな!程度の服なら無限に見つけ出せてしまう。

それをしないで、こんなに自分のクローゼットに向き合っているのに、制服化は容易くなく、尚も私を悩ませる。困った。

よし、これはシリーズ化していこう。言語化する事で見えてくるものがあるかもしれない。唐突だが、そう決める。

そしていつか、ファッションの制服化は可能か否かの私なりの結論に辿り着きたい。

出来れば、近しい未来に…。

次回のこのシリーズは、「シチュエーション問題」について。では。






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