冬のぬくもり
見渡す地平の一点が
目覚める刹那はどこにある
決まって答えは不在でも
見つからないから探すのだ
朝の光が差し込めば
うつらうつらと目を擦り
木々の布団に包まれた
鳥の眠りが転がって
夜は居残り影になり
身体を斜めに伸ばしてる
飛行機雲の行進に
景色の欠片が反射して
見落とすばかりのそこかしこ
冬のぬくもり居たんだね
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール