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依存体系

君が居ないとダメかしら
こんなものでも愛かしら

けれど長くは続かない
だから必死にしがみつく
よくあるような話しでも
微妙にそれぞれ違うから
何遍やっても繰り返す

君が居たなら良いかしら
それってやっぱり愛かしら

それもありかと頷いて
確かめ合うのも決まり事
違う違うと思っても
そうは容易く変えられず
年月ばかりを踏み均す

君と居るから僕かしら
それが育む愛かしら

気持ちに答えを告げる頃
過去は過去とて別の顔
結局分かった事もなく
僕はどうにか生きている
これもひとつの愛かしら


やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール