見出し画像

詩の生命

詩に宿る生命とは
現世を超える永遠か
否単なる流行りか
我儘な時代の要請か
残された想いの形見が
引き継がれるとしても
それは形を変えるだろう
そうして生きていく程に
新たな息吹が吹き込まれ
褪せることのない
響きを纏うのだ

たとえば現代の栄光を
徒花と揶揄すべきか
過去と未来を繋ぐべきか
つまるところ
俺には正しさなんて分からない
故に凡ゆる想いは人任せ
俺が拾い上げた詩を愛する
そんな奴もいるだろう
すでにそれは確信となって
新たな言葉を手繰り寄せる
故に残す想いも人任せ

そしてさらばだ

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール