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朝焼け

お歌の途中で寝ちゃったら
朝焼け小焼けで目を覚ます
勿体なさもあるけれど
お空を眺めて良しとする

おやすみなさいもしないまま
飲みさしカップもそのまんま
昨夜残したあれこれと
しようがないわと目配せを

水を飲んだら喉の奥
朝焼け小焼けで句読点
変わる気持ちもあるけれど
変わらぬ気持ちもあるもので

今日はどうやら暖かい
冬は何処かで油売り
黄色い帽子の少年の
小さな歩幅を見送った

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール