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濡れた陽光

太陽は
告げた夜明けに
消え失せて
ただ黙々と
降り頻る雨

薄ぼけた
窓辺に光る
一滴を
探したいけど
横たえたまま

この部屋に
私以外の
温もりを
並べてみては
指で弾いて

迷い無く
今日に在るのは
時計だけ
目を逸らしても
濡れた陽光

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール