日記
日々の刹那を剥製に
過去の巡りを背景に
誰の為でも無いと言い
刻む言葉は無為に生き
忘れた筈のゴミ屑に
不意に引かれる後ろ髪
何時からこんな人間に
希望はため息ひと繋ぎ
諦め切った爪弾き
薬局通いで顔馴染み
通りすがりの口付けに
愛はこの世にしがみつき
別れを惜しむ感慨に
生きれる意味を知りたがり
つれない私を抱く前に
誰かを想うそんな日々
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール