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足を止めて

足を止めて
耳を澄ましたら
聴こえるかしら

歩き出して
目を細めたら
見つかるかしら

想いを手放し
空に沈めば
生まれるかしら

絶望の最中
扉を叩けば
出会えるかしら

夜もすがら
私は詩歌を
歌います

時には愛を
欲しがるように

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール