泣いてもいいよ

朝日もゆっくりめ
水滴混じりの斜面に
優しく伸びて行く
背の高い木の枝には
色付いた葉が
僕と顔を合わせ
昨日とは違う事を悟す

どうしようもなく
悲しくなりそうな
昨日までの日々を
忘れたくなったら
どうしたらいい
勝っても負けても
その時だけで終わる

一服したら
座り込んだら
もっと働いたら
他愛ない話しで
笑ってみたら
今日の終わりに
泣いてもいいかい