ささやいて
大きな顔して騒いでる
壁に向かって歩いてる
半べそかいて休んでる
言葉の雨を見つけたら
君の心の裏側の
更にその奥降らせたい
溺れるくらいささやいて
窒息するまでささやいて
錆びて止まった観覧車
喉が詰まったコンセント
踏まれて飛んだ綿帽子
言葉の傘を見つけたら
君の瞳の裏側で
更にその奥雨宿り
全部無視してささやいて
花になるまでささやいて
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール