なんなんだ
冬の美貌はまだ来ない
深夜に防災ベルが鳴る
木霊が行き場を見失い
新たな詩篇を紡ぎ出す
寿命は儚くこと切れた
私は変わらず残される
郵便ポストは味気ない
封も開かず朽ち果てる
拗ねた孤独と吸い殻は
捨てた数だけ重くなる
費やす無限の行止まり
言い訳がましい疲労感
この期に及んで涙する
私はいったい何なんだ
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール