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大きな声で叫びたい

真夜中殆ど口噤む
昼間もぽちぽち黙ってる
常々文句を頬張って

寂しい奴だと思ってる
未熟な奴だと恥じている
稀に自信が神がかり

愛して欲しいと抱きしめて
愛していたいと願ってる
独りになっても変わらない

全部自分と気付いてる
心に吊革満員電車
大きな声で叫びたい


やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール