雪が降る
もうすぐ消える太陽が
広げた両手に手鏡を
雲のプリズムファンデーション
別れに添えるモーメント
気付かなくとも良いけれど
知ってしまえば愛したい
そんな光はどこに消え
どこから生まれて来るのだろう
通りすがりの町並みも
変わらぬ景色と思い込み
自分の事さえままならず
それでも何かを愛したい
つけっぱなしのラジオから
明日は雪が降ると言う
天気予報と流行歌
遠く離れた町並みに
今も生きてる人がいて
互いの暮らしを知りもせず
誰もが誰かを愛したい
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール