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気分次第

その日暮らしと嘯いて
保険はいくつか入ってる

持病を抱えた反り腰は
抜け道だらけのシステム化

世情と噂に目を配り
愚痴とぼやきのブローカ野

哲学小径をてくてくと
息を潜めてモンモンと

孤独は元来気分屋で
酒でもしゃぶれば天の声

居ても立っても思いつき
月でも見たなら飛びかかる

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール