マイノリティ

少数は多数を疎ましく思い
多数は少数をカウントしない
少数は生き残る知恵として
無条件に力と成り得る物を蓄え
更なる少数を滅ぼすために
多数の感情的行動を利用する
自身の力で勝ち得たように
価値のある自由を与える事
多数は傀儡である事を知らない
与えられた自由はやがて奪われる
多数は奪われる事にさえ賛同する
多数であるが故のジレンマとして
同調圧力による多数の正義
必定少数が多数を支配する
少数は更なる少数を周到に滅ぼし
多数に安穏とする多数を鋭意創作し
神の不在を護るための必須を唱和し
森羅万象凡ゆる破壊と殺戮を赦すだろう
それが我が神の思し召しであると