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花が咲くなら

空の航路のマス目毎
朝の空気は進路を変えて

土のソナーは光の粒子
季節の歯車回す音

記憶はループの紙芝居
手垢で汚れた白日夢

覚えた事を繰り返し
忘れた事も繰り返す

変わらず花が咲くのなら
私は私を繰り返す

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール