今に見てろ
才能なんて無いんだよ
負けるのが嫌だから
勝負は避けて日和見だ
努力だとか根性なんてもんは
心の上っ面に意識した途端
やってらんねえから
トンズラ決め込んで
寝ても覚めても
存在無証明に明け暮れる
誰にも相手にされず
期待もされなきゃ
もちろん妬みもされない
けれど実際そうなるってのは
認められるよりかは
相当難儀なもんだ
雨がしたたか降ろうが
傘なんてさしてやるものか
なんてほざいてみるものの
誰かにもたれて雨宿り
いつまでたっても止まないね
いったいいつから雨だっけ
呆れた顔はやめとくれ
その内歩き出すからさ
暫く雨を眺めるよ
呆れた顔はよしとくれ
その内歩き出したなら
僕を忘れて良いからさ
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール