探し物
寝る間も惜しんで探すのは
果たしてどれ程価値がある
そういう野暮は言わないで
どうせ途中で眠るから
真に価値あるものなんて
分かりもしないと分かるだけ
だからそれでも構わない
探すだけでも意味がある
意味など付ければ百通り
偉人の言葉を聞けば良い
それも充分受け入れる
けれど私は私なの
ならば私と云う物の
心は誰に教わった
それは数多の別れ道
寝る間も惜しんで探してる
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール