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何もないわ

あんたがあたしに言った事
どうせ覚えちゃいないって
分かっているわそんなこと

気まずくなったら無愛想に
短気なくせしていつまでも
あたしの言葉を待つんだわ

あたしの知りたくない事を
あんたが隠したつもりでも
あたしは何でも知ってるわ

二人で居るにはわがままで
どのみち一人になれなくて
交わしたウソさえ愛にして

バカなあんたを抱いてやる
どうせあたしも似たものよ
そうね今さら欲しいなんて

何も
何もないわ
何も

こちらの企画参加の詩作です。

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール