サンドウィッチ
パンの耳たぶ束ねたら
朝のテレビは時刻表
猫は見えない影を追う
茹でた卵は宇宙船
バターナイフで漕ぎ出せば
いつかの君の笑顔まで
この世に落ちた面影は
きっと今でも何処かしら
旅を続けることでしょう
見つからなくても構わない
甘えや弱音と言われても
信じて探していたいだけ
出会いと別れの始まりが
星から星へと流れ行く
届きもしない果てだから
私は空を見るのでしょう
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール