スローテンポ
肌寒さは一夜毎に
音を立てないような
美しさでもって
車のボンネットや
足元の雑草
星々の光度に
淡々と募り始めた
ずいぶんと聴き慣れ
彼此長い付き合いだと
錯覚していたような
羽虫の透明な共振も
スローテンポに
歩みを合わせ
消えてしまうまで
ずっと此処に
ずっと此処に
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール
肌寒さは一夜毎に
音を立てないような
美しさでもって
車のボンネットや
足元の雑草
星々の光度に
淡々と募り始めた
ずいぶんと聴き慣れ
彼此長い付き合いだと
錯覚していたような
羽虫の透明な共振も
スローテンポに
歩みを合わせ
消えてしまうまで
ずっと此処に
ずっと此処に
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール