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遠くで大雨が降っている
低く垂れ込める雲が
いくつもいくつも空に重なって
一期一会を思わせる

そういや子供の時
雲を見るたび何かの形に変換してた
とうに忘れた事だけど
流れる雲に反射する

望郷、郷愁、ノスタルジー
無意味な事に涙する
伝える事も願わない
自分の無意味を許せたら

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール