日が昇る
ギリギリに痩せた三日月が
夜明けの空に逃げて行く
その身を照らした輝きが
全てを呑み込み広がれば
凡ゆる色が目を覚ますだろう
見慣れた景色は入れ替わり
私と私の想いは収斂する
さて
これから何処へ向かうか
昨夜までは決まっていた
残酷なくらい物事は変わる
覚悟は常に同行しておけ
まあ
そんな事はどうだって良い
日が昇る
どこに居ようと
抗えず
今日が等しく
始まるばかり
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール