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四六時中
ベッドの上が居場所
普段必要なものは
粗方手の届く範囲
この暮らしも長い
違和感もないが
比較対象もない
俺は動けないが
闘わないわけじゃない
指先ひとつで何でも出来る
随分便利な世の中だ
そのくせ何奴も怠け者
なまじっかな自由では
妥当な幸福を持て余し
当然の報いさえ拒もうとする
俺ほど必死な奴はいない
身体が動かないからか
人生に執着しているからか
いいやそうじゃない
これがせめてもの抗いだ
受け入れざるを得ない
ベッドの上で四六時中
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール