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幻想ジュース
大きく育った太陽に
裏も表も照らされて
方眼模様をなぞるのは
乾いた無音の風の指
肥大していく熱情に
心は散々燃やされて
無惨を煎じた白灰で
渇いた胸を一夜漬け
遠くに行った青年は
幾重の出会いの別れ際
いつかは帰ると思ってた
戻らぬ日々に気付くまで
現実幻想倦怠感
搾った果汁の色を見て
何も知らずに生きれたら
知ったかぶりの僕が言う
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール