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ビートニクと爆弾魔
主観的な抑圧を憂いながら
無闇な創作活動に神経を尖らせ
豊かさへの疑念による貪欲と
貧困を征服するための豊穣は
決定的な欠損を抱きながらも
単なる数値とムーブメントに依存する
時代毎に入れ替わる安直な象徴と
星々の綿密な打ち合わせによる
行き当たりばったりの欲情に
革命的であると身震いした感動ですら
行く末は有り体の大衆娯楽か
唐突に訪れる懐古趣味の装いに至る
言葉を奪われたから
黙って爆弾を作った
言葉を失ったから
その爆弾を手にした
言葉だけが氾濫する
我々の喉元に爆弾を
我々の喉元に爆弾を
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール