メモアル
積み上げた
そんなつもりで
振り向いたとしても
荒野か
海原か
無機質か
背景はどうにでもなるが
落としてきた筈の
心模様が描いた軌跡
そこに僕は居るのか
もしかして
君も居てくれるのか
分からない
だから見たくなくなって
良いから前を向けと
肯定的な言語に頼りながら
どこまで行きたいのか
日替わりの進路を
息が尽きるまで
吐いて吐いて吐いて
もうこれ以上
到底不可能であろうと
思える所まで
たとえ向かったにしても
日を追って
遠くに行くよな
風景を
語るに僕は
何を残した
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール