さらば俺
どれだけ立派な事をした
死んだらお前に言える事
俺にはちっともわからねえ
だからお前に言ってほしい
どれだけ世界に尽くせたか
我が身を削る月のよう
勿体無いと思うのは
いつも自分の為ばかり
それならさらばさらば俺
過ぎ去る日々を道連れに
どれだけ人を愛したろう
散る事を知る花のよう
苦しみばかりを見つけては
心に値札を貼っ付けて
どれだけ俺を作ったろう
無謀を勇気と読み違え
灰に埋もれた燃え滓に
舌打ちしたってしょうがねえ
いよいよさらばさらば俺
見捨てはしないぞだから行け
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール