見出し画像

視線を超えて

君が見つめている
僕は一人で
きっと僕さえ
知らない顔で

僕が見つめている
君は風景
いつも移ろい
気ままな心

共に歩けば
知る事もある
だからといって
全てじゃないし

離れていても
訪れる事
それはそれとて
無下にも出来ず

頰を寄せ
見つめる視線を
すり抜けた
二人の香りが

交わりながら

そうしていつか
ひとつになろう

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール