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宙ぶらりん

二足歩行の宙ぶらりん
話す言葉は覚えたが
お気持ちばかりが先走り
歩きもしないで追い求め
心は病に痩せ細り
燃える夕日に血を吐いた

名も無き輩が踏もうとも
そのまま砂塵に帰そうとも
燃える夕日は血の匂い

鷹の仕留めた十万字
自ら嘴折りながら
眺めるために遠退いて
次へ次へと追い続け
爪を剥ぎ取り羽根は落ち
路傍の標と刻まれた

名も無き輩が拾おうと
そのまま砂塵に帰そうとも
路傍の標は血の匂い



やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール