コーリングユー
小さな鉢のマーガレット
通りすがりに目が合えば
不思議と誰かを想うもの
小さな夢なら相応に
見つめて手にする幸いを
遂げた想いが抱くだろう
小さな庭に穴を掘り
石コロ数えて投げ飛ばし
変わらぬ想いを埋めながら
小さな声で呼んでいる
喉を枯らして揺れる影
届かぬ想いの反芻に
届かぬ声が対峙する
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール