雨に打たれてバラが咲く
朝から土砂降りなのは
部屋の中にいたってわかるよ
天気予報通りなんだけどさ
何となく落ち着かないんだよな
必要かもしれないことも
別になくたっていいことも
時と場合によるんだけれど
一切どうでもよくなるんだよな
見えるはずのないものとか
聴こえるはずのないものに
心をすっかり奪われては
言いたくもない話しをするんだよな
なおざりにされた日常を
おざなりに歌ってみたって
何が変わるわけでもないから
こんなもんだろうって笑うんだよな
朝から土砂降りなんだけど
外に出て行きたいんだよ
昨日咲いていたはずの
バラの花に会いたいだけなんだよな
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール