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夜の目覚め

耳が鳴る
早く眠れと急き立たせ

どうしても
起きねばならぬ訳も無い

とは言えど
どこか残した面影が

過ぎる程
私を捕えて離さない

答なら
とうに判っていた事と

繰り返す
命の情けが鳴いている

君がいたなら
今、抱けるのに

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール